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育児中も社会と接点を 高知県土佐町で母親らがカフェ運営

(2018.01.30 08:30)

子どもを遊ばせながら飲食を楽しめるカドルカフェ(土佐町田井)
 起業を支援する高知県のチャレンジショップ制度を活用し、子育て中の女性らが土佐郡土佐町田井でカフェの運営に乗り出した。店名は「優しく抱き締める、寄り添う」を意味する英語を冠して「cuddle cafe(カドルカフェ)」。店内にはベビーベッドも置いてあり、代表の尾崎美穂さん(41)=同町田井=は「母親が社会とつながる場所にしたい」と話している。

 チャレンジショップ制度は最長1年間、県と町から家賃や光熱費などの補助が受けられる仕組み。カフェは23日、JA土佐れいほくの旧直販所「八菜館」内にオープンした。

 尾崎さんの挑戦のきっかけは自身の育児体験という。3歳と7カ月の子どもを育てる日々、家にこもりがちな時は「社会に取り残されたような気分」「誰かと話したい」という。そんな悩みを解消しようと、母親が働けてかつ集える場所としてカフェを企画した。

 スタッフ7人のうち5人が母親で、3年前に京都府から長岡郡本山町に移住した吹上仁恵(ふきあげよしえ)さん(38)もその1人。8カ月の娘をおんぶしながら接客し、「シフトが臨機応変で働きやすい。外との関わりはストレス発散にもなる」と笑顔を見せる。

 メニューにもこだわりがある。ノンカフェインコーヒーなど授乳中でも安心して楽しめるものや嶺北産食材を使った軽食を用意。今後は同じ建物内にある教育拠点「あこ」で自習する中高生向けに夕食も提供する考えだ。

 尾崎さんは「父親や地域の人にも来てもらい、みんなで子育てできれば、育児の悩みを抱え込まなくていいと思う」。子どもをあやす声、泣き声でにぎやかな店内は優しい雰囲気に包まれている。

 営業は午前10時~午後4時で、定休日は月、土、日曜日。

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