過ぎし日の映え
高知市出身の作家、野田正彰さん敗戦後の少年時代から青壮年期へと自身の足跡をたどり、どのように思索し、対話し、生きてきたかを記すセッセイ。
37記事
過ぎし日の映え
高知市出身の作家、野田正彰さん敗戦後の少年時代から青壮年期へと自身の足跡をたどり、どのように思索し、対話し、生きてきたかを記すセッセイ。
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野田正彰氏「過ぎし日の映え」(56)良心を無力化する精神医学(Ⅰ)
かつて政治犯を閉じ込め、薬物で人格を解体していたカザン特殊精神病院。犯罪を犯した精神病者を収容しているといわれる 私が精神医学を学び始めた1960年代末、ソビエトの精神医学は予防に力を入れ、「精神科デ...
野田正彰氏「過ぎし日の映え」(57)良心を無力化する精神医学(Ⅱ)
タチアーナ・ドミトリエヴァとの別れ。彼女は4年後、ロシア連邦の保健大臣となった 灰色の壁を潜(くぐ)り、内庭に出て振り返ると、さらに内側に有刺鉄線の壁が立っていた。所長室に案内され、入ると美しい女性が...
野田正彰氏「過ぎし日の映え」(58)カザン特別精神病院にて
凍ったヴォルガをスキーで行く モスクワではセルプスキー司法精神医学研究所に通いながら、スキリホソフスキー救急医学研究所でロシアでの自殺傾向について調べたり、医学アカデミーの精神医学研究所を訪ねたりした...
野田正彰氏「過ぎし日の映え」(59)白夜の都のバレエと美術
白鳥の湖(マールイ劇場) 1992年3月末、私は再びネヴァ川のほとりを歩いていた。前年冬に来たときはレニングラードだったのに、今は帝政時代の名称、サンクト・ペテルブルクに戻っている。 ペテルブルクは1...
野田正彰氏「過ぎし日の映え」(60)ペテルブルクの片隅で
ヴィクトール・スティヤスキン院長 精神医学は国により、時代により、大学により、大きく違っている。人間の精神とは何か。研究対象があまりにも広いが故に、学派によって構えが違ってくる。モスクワのセルプスキー...
野田正彰氏「過ぎし日の映え」(61)アルハンブラのまどろみ
暗い建物の襞を抜けると、「ライオンのパティオ」へ出る(いずれも1992年2月) 振り返ってみると、人生には働き盛りという時期があるようだ。自分では自覚していなかったが、あの頃、意欲と知能と体力がひとつ...
野田正彰氏「過ぎし日の映え」(62)ウィーン大学での講義
抱き合って学位授与を喜ぶウィーン大学の卒業式 グラナダ・アルハンブラの帰り、ドイツ・アルプスをしばらく歩いた後、いったん帰国してすぐオーストリアへ戻った。1992年9月からの冬学期、ウィーン大学へ赴任...
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