ハマちゃんと歩く 1200年目の88カ所
漫画「釣りバカ日誌」の「ハマちゃん」のモデルで、アウトドア雑誌「BE―PAL」の編集長も務めた黒笹慈幾(やすし)さんと歩く、四国遍路八十八カ所。
128記事
ハマちゃんと歩く 1200年目の88カ所
漫画「釣りバカ日誌」の「ハマちゃん」のモデルで、アウトドア雑誌「BE―PAL」の編集長も務めた黒笹慈幾(やすし)さんと歩く、四国遍路八十八カ所。
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ハマちゃんと歩く1201年目の88カ所 51日目 撤退か、前進か
当日歩数13,424歩 総距離652.8キロ 「あんまり具合悪いんだったらさ、3月から万全の体調で出直してもいいんだよ。もぐもぐもぐ」 10日夜、私たちは久万高原町久万「民宿・レストラン笛ケ滝」にい...
ハマちゃんと歩く1201年目の88カ所 52日目 岩屋寺で致命的ミス
当日歩数13,581歩 総距離662.5キロ 私たちは「遍路ころがし」の途上にある。 遍路宿「いやしの宿・八丁坂」で、11日夜を過ごした。宿の大きな湯船にゆっくり身を沈めて、右足をもみほぐせば、筋...
ハマちゃんと歩く1201年目の88カ所 53日目 早春の鐘を鳴らせ
当日歩数6,074歩 総距離666.8キロ 幕藩体制下の四国遍路において、往来手形と納経帳は欠かせぬものであった。 往来手形は現在のパスポートのようなものであったし、納経帳は宗教的な動機で四国を旅し...
ハマちゃんと歩く1201年目の88カ所 54日目 いつか白装束で
当日歩数0歩 総距離666.8キロ 私たちは白装束をまとっていない。現代的なアウトドアウエアで遍路を続けている。 黒笹慈幾さんが編集長を務めていた「BE―PAL」は、最新のアウトドアウエアや道具が頻...
ハマちゃんと歩く1201年目の88カ所 55日目「さよなら」が怖くて
当日歩数25,124歩 総距離684.8キロ 松山市から久万高原町へ向かう路線バスは、あえぐようなエンジン音を発しながら、三坂峠のくねくね道を進んでいる。 6日朝、私たちは松山市の中心地、大街道から...
ハマちゃんと歩く1201年目の88カ所 56日目 「衛門三郎」を歩く
当日歩数21,595歩 総距離700.3キロ わが子を亡くすという悲嘆は、尋常なものではない。 四国遍路において、よく知られる「衛門三郎(えもんさぶろう)伝説」は、彼の子供8人が次々死んでいくというエ...
ハマちゃんと歩く1201年目の88カ所57日目 再生と回帰の石手寺
当日歩数12,562歩 総距離709.3キロ 前回書いた「衛門三郎(えもんさぶろう)伝説」には続きがある。それはいわば再生と回帰のストーリーだ。 富豪・衛門三郎は僧・空海への無礼から、8人の子供を失...
ハマちゃんと歩く1201年目の88カ所 58日目 子規の激痛と無念
当日歩数0歩 総距離709.3キロ 〈春に3日の晴れなし〉というが、それは気象データからも裏付けされるそうだ。 曇天の9日朝を迎えた。私たちは前日、50番札所・繁多寺(はんたじ)から51番・石手寺ま...
ハマちゃんと歩く1201年目の88カ所59日目 散歩気分で8参拝
当日歩数21,909 総距離725.0キロ 松山市内を走る「坊っちゃん列車」は、子供たちの人気を一身に集めて走る。 子の手を引く親は立ち止まって眺めさせ、小さな手が電車に向けて振られる。乗務員の人...
ハマちゃんと歩く1201年目の88カ所 60日目 ぐるり季節は巡って
当日歩数0歩 総距離725.0キロ 「春遍路」とつぶやいてみたくなるような、五月晴れの5日朝だった。 俳句の季語としての「遍路」は、それだけで春を指すという。昔からお遍路といえば春の風物詩でもあるの...
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夫はなぜ死んだのか 森友問題公文書改ざん・自殺職員の妻が、高知で語った2時間―ニュースを歩く特別編
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