ひとつの大家族である「高知家」が、ますます元気な家族となるよう、
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自分で収穫したからおいしい!高知が誇る、生産量日本一のナス
歯応えを楽しむために、少々厚めに切るのがおいしさのこつ
虫たちと協力してナス作り 今年2回目となる、高知家未来プロジェクト「こうち体感ツアー」。今回は、県内一のナスの生産地、安芸市を訪れました。
 県東部の安芸地域では、長い日照時間と温暖な気候を生かして、大正時代から施設園芸が盛んです。立ち並ぶビニールハウスの中では、ナス、米ナス、ピーマン、ミョウガ、花卉類など多彩な作物が育っています。
 参加したのは10組の親子。ナス農家の植野進さんから、「つやのあるものを選んで」「へたの部分にはとげがあるから気を付けて」と、ナスの収穫のこつを教わって、植野さんのビニールハウスへ向かいました。先がキュッとカーブしたはさみとポリ袋を受け取ると、早速目の前にぶら下がっているナスをチョキン、チョキン。次から次へと夢中になって取るうちに、両手に持ったポリ袋がギュウギュウになりました。
 植野さんが作るナスは「土佐鷹」という種類で、あくが少なく皮がやわらかいのが特徴です。「煮ても焼いても、サラダでもおいしいよ」と教えてくれました。
 収穫が終わると、ナスのあれこれについて学ぶ、植野さんの出前授業。ナスはトマトやピーマンの仲間であることや、本来は夏が旬だが、高知で栽培するのは「冬春ナス」で、9月末から6月末にかけて出荷すること、受粉にはハチが活躍することが分かりました。
 また、高知県では天敵昆虫を使って害虫を駆除するエコシステム栽培をいち早く導入し、農薬の使用を抑えた安全性の高い野菜が身近にあることに興味を持った人も多かったようです。
知らなかった!ナスっておいしい! その後は車で移動し、ナスの調理体験です。A・B・Cの3班に分かれて作るのは、安芸市の名物「ナスのたたき」「ナスピザ」「ナスの豚肉巻き」の3品で、班ごとに1品を担当します。
 教えてくれるのは、ナスのおいしさを広める活動をしている安芸市施設園芸品消費拡大委員会の皆さん。野菜を細かく切ったり、ナスを切ったり、揚げたり、肉で巻いたり、真剣なまなざしで取り組む子どもたちです。「きれいな紫色にするためには、高温の油で皮からサッと揚げて」「食感を残すためには火を入れ過ぎないこと」というアドバイスは、参加のお母さんたちに役立ったようです。
 消費拡大委員会の皆さんが作ってくれた米ナスのチャーハン、ナスのゼリーが添えられて、ナス尽くしのランチタイム。「あんまり好きじゃなかったけど、ナスがこんなにおいしいもんとは知らんかった」「マーボーナスしか食べれんかったけど、今日はどれもおいしかった」「ナスのゼリーがブドウみたいな味がした」と大好評。お母さんたちも「いつもは濃い味付けでナスの味が分からないようにして食べさせています。今日は素材の味がしっかり感じられるものでしたが、パクパク食べていました」とうれしい声が聞かれました。
 「暑かったけど、楽しかった」「いっぱい取れて面白かった」と、収穫体験も子どもたちの心に残ったようです。「ナスは冷蔵庫に入れずに、ポリ袋や新聞紙に包んで常温で保存すると1週間くらい持ちます。いっぱい食べてね」と、ナスのレシピ本も配られました。
 今年のナス収穫はこれで終了。畑を耕し、土を太陽熱で殺菌し、8月末の植え付けに向けて準備が始まります。