Let’s go o-henroad! 「お遍路ードプロジェクト」について

99日目「船酔いJR列車で吉野川ブルーを眺めながら徳島へ」(2015年11月24日)

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 自宅から高知駅まではなんとか傘なしで歩けたが、12時13分発岡山行きの南風14号に乗り込むころには窓の外は雨になった。11月も深まったこの時期の雨は、普通ならばこのまま高知が冬に突入する予告編になるのだが、雨に煙る駅前の佇まいには心なしかまだ夏の余熱がある。冬遍路に向けて気を引き締めて臨んだ今回の尺取り虫遍路だが、なんだか拍子抜けである。
 先月は高速バスを使ったが、今回はJRで徳島に入る。徳島道の乗り心地がひどく悪かったのと、ちょうどいい時間帯のバス便がなかったからだ。しかし、JRの乗り心地はさらにひどかった。阿波池田までの土讃線もその先の徳島線の車内も揺れがひどくて、PCで原稿を書こうとしたのだがあきらめて車窓からの景色を楽しむことにした。
 考えてみると今日のコースは、穴内(あなない)ダム直下のJR繁藤(しげとう)駅をスタートして支流の穴内川を下り、JR豊永駅の前で本流に合流、最後は河口近くのJR徳島駅に至る吉野川の川下りルートなんである。
 車窓から眺める四国三郎の流れは太くて濃いブルーである。大歩危からしばらくはその青に白が混じる箇所があるが、阿波池田駅を過ぎてからはずっと青いままだ。約2時間の吉野川ブルー見学の旅を終え、今この原稿は駅前のホテルの部屋で書いている黒ちゃんであります。

 さて。高知の31番札所・竹林寺をスタートし、ここまで1年半を費やして全長1400kmあまりの総行程のうち、順打ちで1200kmを歩き終えていることを考えると、われわれ尺取り虫遍路隊のミッションもいよいよ第4コーナーを回ったと考えていいだろう。
 今月は先回の最終地点である名西(みょうざい)郡神山町阿川をスタートし、徳島市一宮町の13番大日寺を打ち、徳島県最後の札所である海部郡美波(みなみ)町にある23番薬王寺を目指す旅である。旅の終盤には山登りと山下りの難所がひかえているらしいので、気を緩めずに歩きたい。
 今日から約1週間、黒ちゃんのブログ「釣りときどきお遍路」日記と、高知新聞連載「ハマちゃんと歩く1201年目の88カ所」の「2015霜月阿波遍路編」にどうかお付き合いください。

 JR列車に船酔いしながら吉野川を下り終えて一句
 <四国では 乗り物酔いも 旅の友>

黒笹慈幾


11月のお遍路は焼山寺の麓の町、徳島県神山町阿川からのスタート。過疎の集落が妙に人臭いのはこのような人形があちこちに置かれているから。


駅前のシティホテルの部屋から薄暮の徳島市内を望む。ブログの原稿を書き上げ、これから夜遍路に出るところ。


納経帳にもらった12番札所・焼山寺の墨書と朱印。今月最初に打つ札所はこの次の13番大日寺である。


徳島市街の夜遍路は、先月発見したばかりの美味しい居酒屋「新(あらた)」が最初の札所。


初日の夜遍路の締めは「新」名物「アナゴ押し寿し」。土佐流と違い、すし飯の酢のきかせ具合がかなり控えめなところが徳島流か。


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