Let’s go o-henroad! 「お遍路ードプロジェクト」について

86日目「中締めの88番大窪寺めざして、しあわせの秋遍路スタート」(2015年9月22日)

歩数  0歩
距離  0km
消費カロリー  0kcall

 今朝の9月21日付の高知新聞朝刊「新聞を読んで」で社会福祉法人理事の竹内直人さんが「遍路旅の人」と題して我々の急がない遍路を取り上げ、「地面を一歩一歩踏みしめている」と書いていた。歩き遍路の楽しみの本質が「歩くこと」そのものにあることを理解していただいたこと、「飄々とした黒笹さんのコメントもいい」と褒めていただいたこと、その両方が嬉しい。たしかに、短い文章量だが日々のコメントにはいろいろ工夫している。読者にニヤリと笑っていただきつつ、機会があれば「自分も歩き遍路をやってみたい」と感じてもらえればという気持ちで言葉を選んでいるつもりである。
 もうひとつ嬉しかったのは、そのあと竹内さんが本文で「分け入っても分け入っても青い山」の種田山頭火の旅を追い、「遍路旅が人生の深い意味を知る道程となることが理解できる」と書いていることだ。つまり我々の尺取虫遍路は放浪の詩人・山頭火を讃えるエッセイの前座を務めたことになる。なんという栄誉であろう。ただ、山頭火の遍路旅は貧乏旅で、ほとんど野宿だったようだ。「できればシティホテル泊まりで、夜は地元の居酒屋で地元のうまい肴でお酒を」という観光客のような新しい遍路スタイルを勧めている我々としては、嬉しいけれど少し後ろめたい気分で読み終わったのである。

 9月の「お遍路ード」の初日の今日は移動日で、高知駅発の高速バスで高松駅まで行き、今夜は高松市内に泊まる予定である。ちなみに、バスを使うとJRよりも片道で1700円も安い上に所要時間はほぼ同じである。競争の時代にこの価格差では勝負にならないであろう。余計なお世話かもしれないが「四国に新幹線を」なんて言ってる場合ではないと思うんですがね。
 翌日22日は早朝に先月打ち終えた84番札所・屋島寺の門前をスタートし、途中残り3つの寺を打ち、最終88番の大窪寺に至るという流れになる。
 去年のこの時期は、土佐清水市内から柏島に至るルートを刻んでいた。美しい足摺ブルーの海と空の青を堪能した旅だった。そして1年後の今年、2度目の灼熱地獄遍路をうどんの助けを借りながら無事乗り切り(なんのこっちゃ)、寒くもなく暑くもない、一年でいちばん気候のいい時期に終着駅である大窪寺に至る。今回のルートはきっと思い出深いものになると思う。
 通常の正しいお遍路さんにとって、88番札所・大窪寺は満願成就「結願(けちがん)の寺」だが、31番竹林寺から歩き始めた天邪鬼イストな我々にとっては、単に中締めの寺である。同行の竹内一記者と「境内で一本締めでもしようか」と話しているところである。

 山頭火の前座を務めた喜びの余韻で一句
 <わが足で 歩くしあわせ 秋の空>

黒笹慈幾


9月のお遍路スタートの日、朝刊を開くと黒ちゃんのお遍路姿が…。何事かと思い読み進むと、放浪の詩人・種田山頭火のお遍路に関わるエッセイだった。


8月は84番札所の屋島寺まで打ち終えているので、9月はここからのスタート。88番の大窪寺を含めあと4寺、讃岐路遍路も第4コーナーを回った。


高松中央ICを降りる高速バスの車窓から特徴ある屋島の山容が見えた。先月はこの頂まで達している。


JR四国バスのドライバーは若い女性。メリハリのきいたキビキビとした運転ぶりが気持ちよかった。


初日の宿泊は栗林公園近くの「東横イン高松中新町」。東横インはお遍路さんをエコひいきしてくれるうれしい宿である。


9月のお遍路は夏用の軽装備で臨む。10月から冬バージョンに衣替えするつもりです。


今までアイパッドで書いていたこのブログの原稿だが、今回からミニに替えたことで、わずかだが軽量化に成功した。専用のキーボードはやや小さめでミスタッチが多いが、徐々に慣れると思う。


<<前の日へ      次の日へ>>