Let’s go o-henroad! 「お遍路ードプロジェクト」について

73日目「台風一過、梅雨明けの灼熱地獄遍路(たぶん)スタート」(2015年7月19日)

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 先日、愛媛大学「四国遍路・世界の巡礼研究センター」センター長の寺内浩教授と会う機会があった。さすがにお遍路の専門家である。世界の巡礼にも当然詳しい。黒ちゃんのような聞きかじり、又聞きではない「正しいお遍路文化解説」に接し、大いに勉強させていただいた。
 その中で興味深かったのは、江戸時代の武士階級には「お遍路の文化」がなかったという話である。確かに「一朝事あらば」お殿様の元に駆けつけなければならない武士の身分では、お遍路は無理だったのであろう。お遍路は庶民だけに許された、ある意味ぜいたくな文化であるということだ。
 確か今年の3月だったと思う。途中で知り合ったクルマ遍路のお年寄り夫婦に「歩き遍路はぜいたくな趣味ですねえ」と言われたことがある。「時間とお金がかかるからですか」と問い返すと、「いいや、どんなにお金を積んでも歩けるカラダと体力がないとできない。私たちはもう歩けない」と悲しそうな目でつぶやいた。
 そうだ、膝や太ももをなだめすかしながらも、それでもなんとか自分の足で歩ける我々は、尺取り虫遍路の「ぜいたく」を感謝しないといけないのだ。お大師さま、ありがとうございます。

 さて。7月のお遍路は台風11号のせいで1日遅れのスタートになったが、おかげで梅雨前線を吹き飛ばしてくれて一気に梅雨が明けた。台風サンキュー!という感じである。週2回のプール通いで黒ちゃんの体調も上々。加えて、遍路地図が切り替わり、ザックとサブザックも夏バージョンに一新だ。そして、いよいよ香川県に初めて足を踏み入れる。7月の遍路は「リフレッシュ遍路」になりそうである。
 ただし、暑さとの戦いになることだけは覚悟せねばなるまい。お大師さまは灼熱地獄の底に、どんなサプライズを用意しているのだろう。

 クマゼミの声に起こされた遍路初日の朝に一句
〈ウシウシの 声に送られ さぬき道〉

 今日から約1週間、黒ちゃんのお遍路ブログ「釣りときどきお遍路」日記を毎日更新します。高知新聞の連載記事「ハマちゃんと歩く 1201年目の88カ所」と合わせて、ご愛読ください。
黒笹慈幾


7月のお遍路から地図とガイドブックが新しくなった。気分も新たに歩きます。


装備も夏仕様に一新。軽く通気性のいいものに変えたことで、荷物の総重量も1.5kg減らすことができた。今回は短い振り出し竿持参である。いったい何を釣るんでしょう、歩いてみてのお楽しみ。


黒ちゃんがウッカリして約束のバスよりひとつ早いのに乗ったのて、竹内記者とは川之江IC近くのファミレス「ジョイフル」で合流。着くなりさっそく原稿執筆にとりかかる真面目な竹内記者。新聞記者の鑑ですな。


今回のスタート地点の四国中央市、伊予三島駅前にある新町商店街のアーケード。土曜日の昼下がりというのに人影はなく、文字通りのシャッター通り。


初日の夜遍路は知る人ぞ知る焼肉の老舗「天領」に。夕方の5時過ぎ、西陽がレトロなお店の入り口にあたっていて、夜遍路というより夕遍路ですな。


焼肉「天領」の名物メニューはこの「焼き鳥」、と言ってもモモを丸ごとから揚げにしてある。アツアツでスパイシーで、生ビールがどんどん進みます。


隣の人が美味しそうに食べていたので、我々もマネして注文した「バラとホルモンの盛り合わせ」。こちらも大正解でした。


夜遍路の「天領」のダメ押しは白ご飯の上にラムとハラミを乗せた「ラムハラミめし」(黒ちゃんの命名)。これでパワーを充填して明日からの灼熱地獄へんろに備えます。


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