Let’s go o-henroad! 「お遍路ードプロジェクト」について

19日目「中村の町から四万十川の終着駅、下田へ」(2014年7月19日)

歩数 17,877歩
距離 12.8km

 本日の予定は中村から四万十川の河口の町、下田までの移動である。Google君で事前に調べると、前回のお遍路ードの最終日に歩いた道の最後の部分を逆にたどるのがベストということになった。前回と重複する距離は5km、今日の行程の約半分が前と同じ景色を見ながらの歩きになってしまうので、歩く前は「面白くないな」と思っていたのだが、心配無用だった。
 同じルートでも上流に向かって歩くのと、下流に向かうのとでは目に飛び込んでくる情報が異なる。また歩く時間帯が前回は夕方、今回は午前中なので、太陽の位置がちがう。それだけで四万十川の印象が全然違って見えることに気づいた。

 中村市街からは後川左岸を下る。しばらくすると後川は四万十川と合流するので、いつも右に美しい四万十川を同伴しながらの歩きになる。何とも贅沢なお遍路である。前回はそこまでの歩きで疲れていたこともあり、目の前に突然現れた大河がただただ眩しく、神々しく見えたのだが、今回は魚の付きそうなポイントや流れの具合など、釣り師としてチェックを入れる余裕と時間があったので、少しも退屈しなかった。
 もうひとつ、今回初めて気づいたことがあった。中村より下流の四万十川の美しさは、土手を含めたランドスケープ全体の美しさでもあると。四万十川の土手は度重なる水害に学んで、水面からかなり高い位置に作られているのだが、その長い斜面が両岸とも見事に刈り込まれた緑に覆われている。斜面のあちこちで管理者の国土交通省の巨大な草刈り機やトラクターが動き回っていた。河口まで10数キロ続く緑の土手は、この手入れがあってこその美しさだったのだなあと、感じ入った。

 四万十川にかかる最後の橋「四万十大橋」を過ぎると、下田の町はもうすぐだ。早めに着いて、夕方に下田港の防波堤でアジでも狙おう。
 今晩は「エコロジーホテル四万十の宿」に泊まる。
黒笹慈幾




四万十川左岸の土手の草をバリカンする無人の巨大草刈りマシン。少し離れたところでオペレーターがラジコンで操縦している。このキャタピラ方式ならばかなりの急斜面でも入って行けそうである。ボディには国土交通省の文字。


刈り取った草は専用のロールマシンでこのような「草のロールケーキ」にして、転がしていく。北海道の牧場にあるならば日常だが、四国の四万十川河畔にあると非日常になるから不思議。


草のロールケーキは「ご自由にお持ち帰りください」と書かれている。黒ちゃんはこの「干し草の良心市」を初めて目撃して、かなり感動した。


中村から4kmくらい下った左岸で見つけた昼寝ポイント。木陰の下で寝そべりながら四万十川の絶景を望める。またまた黒ちゃんお得意の「涅槃ポーズ」で失礼します。


四万十川にかかる最後の橋「四万十大橋」の手前1kmあたりにある川岸の自然歩道。木漏れ日が目に優しい。


自然歩道の脇にあった「大師の渡し」という観光スポット。この反対側に小さな大師堂がある。


大師堂。いざという場合はお遍路さんが泊まってもよろしい、と中の貼り紙に書いてあった。ただし、飲酒、喫煙は禁止とも。^_^


下田の1kmほど手前のオクラ畑で道を尋ねたらご接待にオクラをいただいた。


オクラは花もなかなか美しい。




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