Let’s go o-henroad! 「お遍路ードプロジェクト」について

3日目「雨遍路は空身遍路がいい」(2014年5月12日)

歩数 14389歩
距離 10km

 お遍路ード3日目は初の「雨遍路」になった。ふつう雨の中の遍路は辛く気分が滅入るものだが、それは体が濡れて体温を奪う、雨具を着るのでなんとなくうっとうしいなどの理由からだと思う。加えて重い荷物を背負ってとなると「楽しい遍路」には程遠いことになる。そこで黒ちゃんは「楽しい遍路プロジェクト」として初の雨遍路に備えて2つの工夫をした。ひとつは空身で歩くこと、もうひとつは最先端の防水仕様の装備を用意すること。

 空身(からみ)とは荷物を持たないで歩くことです。以前、何度も四国遍路をやっているという年配のベテランお遍路さんの話を聞いた時に、「黒ちゃん、お遍路はそれほど大変じゃないんですよ。空身で歩ければお年寄りでも楽にできます。私は荷物を泊まる先々に送っておいて、その都度送り返しながら空身で歩きましたから」と言っていたのを思い出した。で、宿にザックとアイパッドなどの重い通信機材をすっかりおいて、雨具と傘と首にかけるサブバッグだけを持って清滝寺を目指しました。

 背中の荷物がないだけでなんと身軽で爽快になることか。目からウロコではなく、背中からウロコが落ちる感じでした。(なんのこっちゃ)できるだけ荷物を軽くするミニマムシフトは歩き遍路の常識ですが、この究極のミニマムシフト「空身お遍路」も試してみてはいかがでしょう。もっともクルマと歩きを組み合わせたハイブリッドお遍路を実践されている方はすでにこのスタイルを使っていると思いますが。

 最先端の防水仕様はゴアテックスです。ご存じない方のためにすこし説明すると、ゴアテックスは30年以上前に開発されたナイロンと特殊フィルムを貼り合わせた新素材です。水は通さないが通気性はあるという性質があり、蒸れなくて快適なので、雨具や靴、帽子、テントなどアウトドア系のウエアや装備にどんどん使われています。今回のお遍路に備えてアウトドア用品メーカーのモンベルがライセンス生産しているイタリアの靴メーカーアゾロのゴアテックス靴、ゴアテックスの上下レインウエアを用意していたので、さっそく使ってみましたが、軽くて蒸れず、極めて快適でした。これに登山用の軽量折り畳み傘を加えて「雨遍路3種の神器」と名付けようか、と思います。(笑い)

 土佐市から清滝寺に向かう道は車道を通りたくないのでGoogleMAPの「歩き」モードで検索したルートをたどったのだが、これがなかなかステキな道を選んでくれる。農道、住宅街、細い切り通しなどクルマでは絶対に入り込むことのないしぶーいルートを案内してくれる。「グーグルって外国人なのに日本の地理にこんなに精通してるなんて、結構やるじゃん」ってな気分になりました。

 清滝寺は土佐市を見下ろす山の中腹に建てられていて、境内からは市内が一望できる好立地。今日は雨に煙る水墨画のような土佐市を一望することができました。ご本尊は薬師如来、真言の「おん、ころころ、せんだり、まとうぎ、そわか、」と「南無大師遍照金剛」を唱えていると、黒ちゃんのお腹が「ぐうぐう」と唱えはじめた。そろそろお遍路ランチモードだな、ということでまたまたGoogleMAP君に道案内を託して人気ランチの店「稲月」へ針路を決める。

 しかし!!お目当ての「クジラのレアカツ丼(ワインソース)」は品切れだった。ザンネン!すっかりクジラに照準を合わせていた胃袋をなんとかなだめすかして「鰹の天麩羅わさび銀飴」で手を打ちましたが、カツオと天ぷら、意外に相性がいいのを発見しました。
黒笹慈幾




初の雨遍路になった。今日のルートは往復5kmちょっとと軽めの設定。


清滝寺のある山の裾野までは狭い車道をクルマと一緒に歩く。


山道に入ると途中からこのような雰囲気のいい歩き専用歩道になる。


清滝寺のメインの参道はこの石段を登る。数えると100段あった。


ランチ遍路のたどり着いたところは土佐市の人気のランチどころ「稲月」。お目当ての「クジラのレアカツ丼(ワインソース)は売り切れで、写真の「鰹の天麩羅丼(わさび銀飴)に。



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これまでの日記一覧

2014年5月

・10日目「9日かかった道を1時間で帰る」最新
・9日目「ホトトギスの声の目覚ましで目が覚めた」
・8日目「歴史ある遍路道を台無しにする高速道路」
・7日目「トンネルの天国と地獄」
・6日目「釣りの禁断症状を治す」
・5日目「アイルトンセナのマネして疲労困憊」
・4日目「私設展望台でご接待」
・3日目「雨遍路は空身遍路がいい」
・2日目「お大師様カットでお願いします」
・1日目「うれしい無料洗濯サービス」