Let’s go o-henroad! 「お遍路ードプロジェクト」について

Let’s go o-henroad! 「お遍路ードプロジェクト」について (2014年5月6日)

ごあいさつ

 弘法大師信仰によって四国霊場88ヶ所が開創されて今年でちょうど1200年。
 お遍路さんの歩く道、全長1400kmの遍路道は四国が世界に誇る貴重な祈りの道であり、文化遺産であることはいうまでもありません。
 しかし、歩き遍路(全行程を徒歩でたどるお遍路スタイルのこと)の立場でこのルートをいろいろ点検してみると、排気ガスにまみれて車といっしょに歩かなければならなかったり、真っ暗なトンネルを手探りで歩く箇所があったりと、お遍路さんにとって必ずしも快適な旅とはいえません。

 若くて好奇心に満ちた若い人たちや国際感覚を備えた外国人などがどんどんやってきて、その素晴らしさを世界に広く発信する役割を担うようにならないと、貴重なお遍路文化が先細りになるだけでなく後世に残すこともできなくなるのでは、と黒ちゃんは危惧しています。

 いままでの「正しい」お遍路のレールのほかにもう一本、「楽しい」お遍路のレールを敷けないか。先を急ぐお遍路のほかに、先を急がないお遍路ができないか。悩みや煩悩を抱えるお遍路のほかに、刺激を求めるお遍路ができないか…。今まで単線だったお遍路の線路を複線にしてお遍路のハードルをもっともっと低くし、今までお遍路に興味を持たなかったたくさんの人に遍路に興味を持ってもらおう。そう考えて、黒ちゃんは同じ思いを持つ仲間と、1年前に「お遍路ード(おへんろーど)プロジェクト」を立ち上げました。

 「お遍路ードプロジェクト」の目標は、1200年続いた貴重なお遍路文化を後世に伝える担い手として若いお遍路さんや外国人のお遍路さんを増やして国際的な「祈りの道」をつくること、安全で快適で、観光にも使える美しい1400kmの「お遍路専用道」を作ること。

 ただ、実現のへ道は簡単ではないでしょう。お遍路を「観光」として捉える視点、お遍路さんを「旅行客」として扱うホスピタリティ、お遍路の周囲にさまざまな「ビジネスチャンス」を見つける努力がどうしても欠かせません。
 実際にお遍路をしながらその方策をいろいろ考えてみる必要があるな。そう思い立って、2014年5月10日を期して歩き遍路に出ることにしました。私は高知家の人間なので、スタートは高知市五台山にある31番札所竹林寺、ゴールも竹林寺にしました。毎月7日から10日間・を歩く「区切りうち」というやり方で、88ヶ所1400kmのロングディスタンス・トレイルをたどる旅になります。

 その旅のありさまを日々刻々リアルタイムで、このブログで伝えていくつもりです。
どうかよろしくお願いいたします。

追伸

 黒ちゃんは自他ともに認める釣りバカなので、弘法大師さまと釣り竿を背負ってのお遍路旅になります。
 先を急がないので、良い釣り場があれば足を止め竿を振るし、お遍路道をはずれて遠回りもします。
 刺激を求めて、夜は居酒屋にも行くし、お酒も少し飲みます。

 どうかお許し下さい。

    黒笹慈幾

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これまでの日記一覧

2014年5月

・10日目「9日かかった道を1時間で帰る」最新
・9日目「ホトトギスの声の目覚ましで目が覚めた」
・8日目「歴史ある遍路道を台無しにする高速道路」
・7日目「トンネルの天国と地獄」
・6日目「釣りの禁断症状を治す」
・5日目「アイルトンセナのマネして疲労困憊」
・4日目「私設展望台でご接待」
・3日目「雨遍路は空身遍路がいい」
・2日目「お大師様カットでお願いします」
・1日目「うれしい無料洗濯サービス」