社員紹介


たくさんの出会いの中で

        読もっかNIE編集部  横山仁美


 小さい時からそばにあった高知新聞。新聞記者という仕事を夢にするきっかけをくれたのも高知新聞でした。


 中学3年生の時。小学生のころからサッカーを続けていた兄が、高校の県体で決勝戦に進みました。翌日、試合の結果を知らせる記事の横に、1本の小さなサイド記事がのっていました。そこには、優勝に懸けた兄たちの陰の思いが書かれていました。ちょうど進路選択に向けて、自分の将来の夢を考えていた時。いつも間近で見ていたからこそ、兄たちの頑張りを伝えてくれたことがとてもうれしく、「自分も何か一つのことに一生懸命に打ち込んでいる人の思いを伝える仕事がしたい」。新聞記者が私の夢になりました。


 その後、回り道もしましたが、夢だった高知新聞社の記者の道に。社会部、幡多支社、編集部勤務を経て、今はこども編集部で仕事をしています。こども編集部は2011年に新しくできた部署です。それまで、毎週日曜日に掲載していた「こども高知新聞」をパワーアップさせ、月曜日は「読もっか週刊中学生」、火曜〜日曜日を「読もっかこども高知新聞」として、県内の小中学生が「知りたい」「伝えたい」情報を毎日、届けています。


編集局こども編集部・横山仁美  学校に行くと、こども新聞が教室に掲示されていたり、子どもたちが宿題で切り抜いたこども新聞の記事を見せてくれることがあります。また、記事が紙面にのったことで、自信がつき、いろいろなことに挑戦できるようになったという話しを聞くこともあります。自分たちの仕事が、子どもたちの成長の力になっていることを感じてうれしくなります。


 取材の中では、夢に向かって頑張っている子や自分の好きなことを生き生きと楽しんでいるたくさんの子どもたちにも出会います。今、自分がそうした子どもたちの思いを伝える記事を書くことができるのは、中学生の時に出合ったあの高知新聞の記事のおかげだと感じています。だからこそ、その喜びを糧に、また自分も子どもたちの背中を押すことができるような記事を書いていくことができればと思っています。


 記者の仕事は、さまざまな状況に対応し、取材に向かう精神面での強さを求められます。体力的にもきつさを感じることもあります。それでも「記事読んだよ」「ありがとう」の言葉を掛けてもらった時は、本当にこの仕事をやっていてよかったと思います。そして、何よりもたくさんの人との出会いを通して、いつまでも自分が成長できる仕事です。思いがあれば、きっと道はつながります。頑張ってください。