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2024.06.14 08:58

南米移住が夢だった 元東京都副知事 浜渦武生さん(北川村出身)―時代の旅人 あの人に聞く(5)

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「盆暮れは北川村に帰る」と浜渦武生さん。都内に植えられた魚梁瀬杉の横で(千代田区の日比谷公園=井坂英彰撮影)

「盆暮れは北川村に帰る」と浜渦武生さん。都内に植えられた魚梁瀬杉の横で(千代田区の日比谷公園=井坂英彰撮影)

 元東京都副知事、浜渦武生さん(77)の故郷は、山深い里に川の流れゆく、桃源郷のような集落にある。

 生まれ故郷は北川村野川。物心ついたころから父親に習って山で猟をした。戦争帰りの父親は戦後の公職追放を経て、奈半利町の営林署で、魚梁瀬杉などを運ぶ運輸部で働いた。

 奈半利小学校を卒業後、「外へ出て経験せよ」という父親の意向で、妹と高知市へ転居。下宿から通う潮江中学校は「当時は校内暴力で荒れて、ガラスが1枚もないような学校」。同級生にはのちにプロ野球投手となる江本孟紀さんがいた。「あの大きな江本が、びびってたほどだから。俺もけんかしたけど、正義の戦いだ」

 追手前高校へ進学。高知駅で見た「グアテマラ」のコーヒー袋が気になって、高知港に来ていた同国の貨物船に上がり込んで交渉。その船会社で働くべく、印鑑を押して移住、就職の手続きまで済ませたが、末期がんで入退院を繰り返していた母親に「私が死ぬまではここにいて」と泣かれて断念する。その後父親に「大学で5年だけ遊ばせてほしい」と頼む。地方試験を受けて関西大学へ。

 大学紛争が吹き荒れた中、作家で政治家、石原慎太郎さんとの縁を持つ。ここからの人生は急流へ。…

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