温室小夏の出来栄え「満点！」　香南市で収穫期

2024.03.15 05:00

温室小夏の出来栄え「満点！」　香南市で収穫期

高知新聞社

ハウスいっぱいに実った温室小夏（香南市香我美町上分）

　ハウスでさいばいする「温室(おんしつ)小夏(こなつ)」が香南(こうなん)市(し)で収穫(しゅうかく)期(き)をむかえています。初夏(しょか)の、屋外(おくがい)で育(そだ)てられる露地(ろじ)物(もの)に比(くら)べてあまさが強(つよ)く、つるつるとした黄色(きいろ)い皮(かわ)が特(とく)ちょう。天候(てんこう)に恵(めぐ)まれて収穫(しゅうかく)量(りょう)は前(まえ)の年(とし)の１．２倍(ばい)といい、農家(のうか)も「満点(まんてん)！」と胸(むね)を張(は)る出来栄(できば)えです。

　温室(おんしつ)小夏(こなつ)は、２月(がつ)の終(お)わりごろから収穫(しゅうかく)が始(はじ)まります。ＪＡ高知(こうち)県(けん)香美(かみ)地区(ちく)では、１０戸(こ)の生産者(せいさんしゃ)（計約(けいやく)１７６アール）が糖度(とうど)が高(たか)くなるよう水分(すいぶん)量(りょう)を調節(ちょうせつ)しながらさいばい。ほとんどが「宿毛(すくも)小夏(こなつ)」という品種(ひんしゅ)で、あまさと酸味(さんみ)のバランスが良(よ)く、なめらかな口当(くちあ)たりといいます。

　１５年(ねん)ほど前(まえ)から温室(おんしつ)小夏(こなつ)を育(そだ)てる別()役()敏隆()さん（８８）のハウスでも黄色(きいろ)い実(み)がすずなりになっています。「今年(ことし)は表(おもて)年(どし)。（昨年(さくねん)の）倍(ばい)ばああって豊作(ほうさく)よ」と喜(よろこ)んでいます。１２日(にち)は近所(きんじょ)の女性(じょせい)たちとていねいにつみ取(と)り、かごいっぱいに入(い)れていきました。

　香美(かみ)地区(ちく)ではこれから収穫(しゅうかく)の最盛期(さいせいき)をむかえ、４月(がつ)の終(お)わりごろまでに約(やく)４１トンの出荷(しゅっか)を見(み)こんでいます。

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