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2023.04.16 08:37

開創1300年の秘仏開帳、次回は2064年 高知市の竹林寺「文殊菩薩」5/14まで

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9年ぶりの開帳。御簾がそろそろと上がり、文殊菩薩が姿を現した(高知市五台山)

9年ぶりの開帳。御簾がそろそろと上がり、文殊菩薩が姿を現した(高知市五台山)

 竹林寺(高知市五台山)で15日、秘仏本尊の文殊菩薩が9年ぶりに開帳された。通常の開帳は50年に1度だが、同寺の開創1300年を記念して参拝客の前に現れた。5月14日まで。

 文殊菩薩は、竹林寺を開創した行基(668~749年)の作と伝わる。木製で像高60センチ。「日本三文殊」の一つに挙げられ、国の重要文化財に指定されている。

 あいにくの雨の中、13人による稚児行列が練り歩いた後、本堂に総本山の智積院(ちしゃくいん=京都市)の管長、布施浄慧(じょうえ)氏を迎えて、仏に開帳を伝える開白(かいびゃく)法要が営まれた。

 県内の住職約20人が読経し、ほら貝や太鼓が鳴る中、僧侶2人が厨子(ずし)の扉を開け、御簾(みす)をゆっくり上げると、獅子座に乗った文殊菩薩が姿を現した。

 次回開帳は2064年。参拝した高知市の70代女性は「次見る時は、私はもう生きてないわねぇ。文殊菩薩のお姿をしっかり目に焼き付けておきたい」と話していた。

 文殊菩薩は、特別企画展と共通の拝観料(大人1500円、高校生以下500円、未就学児無料)で拝める。(村瀬佐保)

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