2024年 04月23日(火)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2023.03.21 08:36

震災後の弔い 高知県内の対応は不確定要素多く―高知地震新聞

SHARE

土佐市で行われた、遺体の検視や引き渡し手順の訓練(2021年11月)

土佐市で行われた、遺体の検視や引き渡し手順の訓練(2021年11月)

 東日本大震災で、宮城県亘理(わたり)町などで行われた犠牲者の「仮埋葬」。火葬場がパンクする中、一時的に遺体を埋めておき、後に掘り起こして荼毘(だび)に付す―。そんな弔いを迫られた。突然の別れを余儀なくされた遺族らにとって過酷な経験で、「どうにかしてでも火葬で対応するべきだった」との声が上がる。南海トラフ地震が迫る本県にとっても切実な問題だ。

 高知県警などによると、災害時の流れはこうだ。発見された遺体はまず、警察や自衛隊などが現場の状況を記録した上で、検案所に運ぶ。警察官(検視官)が遺体の外観などから事件性の有無を確認し、医師が死因や死亡日時を確定して死亡を認定。身元不明の場合など必要に応じて爪などのDNA型鑑定資料や歯の記録などを取って安置所へと移す。そこで身元が判明すると遺族に引き渡され、火葬の手続きに入る。

この記事の続きをご覧になるには登録もしくはログインが必要です。

高知のニュース 防災・災害 いのぐ 地震新聞

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月