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2023.03.18 08:31

60代女性2158万円特殊詐欺被害 老人ホーム名義貸し絡み 高知県香南市

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 高知県警は17日、香南市の60代女性が、老人ホーム入居を巡る名義貸しに絡んで2158万円をだまし取られたと発表した。県内特殊詐欺で、1人の被害額が2千万円を超えたのは2020年以来。

 組織犯罪対策課によると女性宅に1月中旬、医療介護関連会社のハマダを名乗る男から「香南市で老人ホームを建設中。入居しないか」と電話があった。女性が断って電話を切ると、今度は「香南市の人でなければ入居できない。権利を譲ってもらえないか」と電話があった。女性は「いいですよ」と答え、スマートフォンの番号を教えた。

 後日、保険会社を名乗る男からスマホに電話があり「ハマダが逮捕された。あなたも名義貸しで逮捕される」「迷惑を掛けたので無料の弁護士をつける」などと言われた。さらに、財務省職員や弁護士を名乗る男から「預貯金が凍結されるおそれがある。暗号資産にする必要がある」と電話があり、言われるがままにスマホで暗号資産取引所にアカウントを開設し、指示されたパスワードを設定した。

 その後、弁護士を名乗る男から「お金は1週間で返せる。暗号資産にする手続きをしてほしい」と言われた女性は1月23日、暗号資産を扱う会社の口座に、退職金などでためていた約2158万円を送金した。

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