2022.12.26 08:40
ビーガン向け皿鉢も…協力隊員が貸し切り宿開業「田舎でのんびりして」 高知県日高村
築50年近い空き家を改装した「貸切宿 芽」(日高村沖名)
宿主は2019年6月に赴任した松倉はるかさん(40)=神奈川県出身。村観光協会で働く中、村内に宿泊施設が少ないことを知って「観光客の滞在時間を長くしたい」と考えた。2児の子育てにいそしむ母親の目線で、「子連れでもゆっくりできるように」と1組限定の宿にしたという。
宿は村役場から南東に車で約3分、田園風景を見下ろす高台に立地。松倉さんの自宅横にあった築50年近い空き家を、梁(はり)など木造の味わいを生かしながら改修した。
事前予約で提供するビーガンさわち=手前=などの料理(松倉はるかさん提供)
9月以降、プレオープン期間として金土日と祝日のみ営業中で、これまでに県内外の10組が宿泊したという。松倉さんは協力隊卒業後の来年4月に本格営業を始める予定で、「仁淀川流域観光の拠点にしたい。プライベート空間でのんびり田舎の風景を楽しんでほしい」とPRしている。
宿は定員4人(小学生以下の子どもは2人まで追加可)で1泊3万3千円。宿のホームページから予約できる。問い合わせは松倉さん(070・9036・3396)へ。(楠瀬健太)