2022.12.24 08:12
【動画】高知市積雪14センチ、観測史上1位 12/24朝は路面凍結注意
激しく降る雪の中、通勤通学で行き交う人々(23日午前7時20分ごろ、高知市上町5丁目=佐藤邦昭撮影)
高知県内は23日未明から大雪に見舞われ、高知市では午前8時に観測史上1位となる14センチの積雪を記録した。日の出とともにいきなり銀世界が広がり、同市を含む中部と西部に大雪警報が発表された。日中も視界を覆うほどの雪が断続的に降り続き、各地でスリップ事故や立ち往生による渋滞、交通網の乱れが相次いだ。
高知地方気象台によると、四国地方は冬型の気圧配置となり、上空に流れ込んだ強い寒気と雪雲の影響で大雪となった。高知市は1987年1月13日の10センチの積雪記録を更新した。
積雪のため、高知自動車道や国道が次々と通行止めに。土佐市と須崎市をつなぐ国道56号では、緩やかな坂道で大型トレーラーがスリップして後続車も動けなくなり、一時は約100台が立ち往生した。
県警によると、午後5時までに雪の影響とみられる人身事故が9件、物損事故が135件発生した。仁淀消防署管内では、屋外で足を滑らせた男性が頭を打って軽傷を負った。
公共交通は、JR四国やとさでん交通の路面電車、路線バスが運休や遅延になった。吾川郡仁淀川町、高岡郡越知町などでは停電が相次ぎ、午後10時半現在で約2900世帯が復旧していない。
高知地方気象台によると雪は24日未明ごろ収まり、日中は日が差す見通し。一方、24日朝の最低気温はマイナス1度と予想されており、「早朝は広い範囲で路面が凍結する恐れがある。不必要な外出は控えてほしい」と呼び掛けている。(本紙取材班)
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