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2022.12.07 08:49

フェミニズム考える機会に 暮らしから生まれた衣服70点 早川ユミさん個展 高知市で12/11まで

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フェミニズムワンピースなど約70点が並ぶ(高知市の「海花布土木」)

フェミニズムワンピースなど約70点が並ぶ(高知市の「海花布土木」)


 香美市香北町谷相の布作家、早川ユミさん(65)の個展が高知市はりまや町2丁目のギャラリー「海花布土木(はなふどき)」で開かれている。自然に根ざした暮らしから生まれた衣服約70点が並ぶ。11日まで。

 早川さんは名古屋市出身で、1998年に家族と谷相にIターン。衣食の自給自足を目指して、田畑を耕し、日本ミツバチを飼いながら布作品を手作りしている。

 「布や糸は女性的なもの」と話す早川さん。制作活動から女性の参画が進んでいない社会状況やフェミニズムについて考える機運を高めたいと、「フェミニズムワンピース」と名付けた麻布のワンピースを展示。ほかに、インドネシアの更紗(さらさ)を使った色彩豊かなスカート、バッグやエプロンなどの小物類も。フェミニズム関連の本を扱う「フランクに書店」(高知市)の出店コーナーもある。

 早川さんは「(社会の抑圧から)自由に解放されるために作っていきたい。衣服を通して、フェミニズムについて感じたり語ったりすることにつながれば」と話している。(松田さやか)

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