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2022.12.07 08:40

丸々つやつや「弘岡カブ」 高知市春野町で収穫最盛期

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収穫が進む、つやつやの弘岡カブ(高知市春野町弘岡下)

収穫が進む、つやつやの弘岡カブ(高知市春野町弘岡下)

 高知市春野町で、特産の弘岡カブが収穫の最盛期を迎えている。6日も青空の下、丸々とした真っ白なカブが次々と抜かれた。

 弘岡カブはシャキッとした食感と甘さが特徴。明治期から作られる伝統野菜として知られており、現在も4、5軒ほどが栽培しているという。

 60年以上作っているという山脇忠一さん(88)は約25アールの畑で主に漬物用として栽培。週に5日、毎日500キロ前後を出荷しており、この日も直径約25センチ、重さ1キロほどに育ったカブを一つ一つ手で抜いては、包丁で根や葉を落としていった。

 丸々としたカブをつかんだ山脇さんは「肥料も効いて、太り過ぎくらい太っちゅう。味は最高やき、酢漬けとかで食べて」。

 山脇さんのカブで漬物を作る、地元食品加工会社の石元健二会長(73)は「食べてくれる人がいないと、作り手も減ってしまう。旬の味を楽しんでほしい」と話していた。(山下正晃)

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