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2022.12.06 08:39

高知市中央公園の真ん中に…「方位盤」知ってた?有志がひっそり新調

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「あった会」が新調した方位盤(高知市の中央公園)

「あった会」が新調した方位盤(高知市の中央公園)

 高知市の中央公園の真ん中にある方位盤がこのほど、ひっそりと新調されていた。近くを通る人も「そんなの、あったっけ」と首をかしげる地味な存在だが、この方位盤こそ「太陽の広場」の中心だ。

 かつての方位盤は直径1・5メートル、厚さ約10センチの石製。四方に東西南北を示す真ちゅう製のアルファベット文字があしらわれ、放射状に石材が敷かれていた。

 新調のきっかけは今年8月。県内の経営者らでつくる高知異業種交流会「あった会」メンバーの坂本圭志さん(41)が公園を清掃していたところ、「W(西)の字はなくなってるし、あちこちに亀裂もある。町の中心にあるのに、みっともない」。同会の寄付で作り直すことに決まった。

かつての方位盤。石材が割れ、ぼろぼろだった

かつての方位盤。石材が割れ、ぼろぼろだった

 新調された方位盤は「以前より頑丈に」と全てコンクリートで制作され、四方にステンレス製のNESWの文字が光る。坂本さんは「きれいな状態で観光客らを迎えられるようになった」と喜んだ。

 公園ステージ前のスペースは「太陽の広場」と名付けられており、市民憲章文にある「輝く太陽」をモチーフにデザイン。その中心が、ここだ。

 だが、なぜ方位盤が置かれているのかは謎。管理する市みどり課は、公園を整備した「1988~90年にできたと思われますが、作られた経緯も含めて分かりません」としている。

 季節柄、公園のまばゆいイルミネーションに目を奪われることが多いが、たまには足元もご覧ください。(山下正晃)

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