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2022.12.06 08:40

西土佐からステーキ世界一へ!「よって西土佐」職員・川井さん、公認の地元大会Vで念願かなう

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真剣に肉を焼く川井集平さん(四万十市西土佐用井の四万十川の駅カヌー館)

真剣に肉を焼く川井集平さん(四万十市西土佐用井の四万十川の駅カヌー館)

 西土佐からステーキ世界大会へ―。四万十市西土佐地域で4日、国際協会公認のビーフステーキコンテストが開かれ、地元の道の駅「よって西土佐」の職員、川井集平さん(34)が優勝して来春米国で開かれる世界大会の日本代表に決まった。昨年も国内大会で優勝していたが世界への切符は逃しており、念願かなった川井さんは「泣きそうなくらいうれしい」と大喜びしている。

 西土佐地域では2020年、官民が連携し、バーベキューを通じて活性化を図る「しまんとリバーベキュープロジェクト」が始動。川井さんもこれを契機に腕を磨き、各地の大会に出場するようになった。

 世界大会の出場権は、年度ごとに国内で開かれる国際協会公認大会で最も良い合計成績を収めた1組(1チーム2人まで)と、年度最後の大会で優勝した1組が得る仕組み。川井さんは21年度、4月に大阪市で開かれた大会で初優勝したものの、その後は最後となった西土佐地域を含め3大会で入賞を逃した。

 西土佐でのステーキコンテストは22年度も最後の公認大会で、同プロジェクトがアユ焼き部門とともに主催。日本BBQ協会が国際ルールにのっとって運営した。県内外から参加した19組20人が、用意された米国産牛肉(450グラム)を独自の調味液やスパイスで味付けし、焼き加減を調整。審査員が味や見た目、食感など5項目で点数を付けた。

 川井さんはニンニクやマイタケ、みそなど「よって西土佐で買える地元産の材料」にこだわって味付け。一方で「万人受けするように」と、これまでの大会でスパイスに混ぜてきた西土佐産のサンショウはあえて使わず勝負したという。

 審査結果は246・0点(満点は250・9点)で、2位に3・1点差をつけての優勝。世界大会は来年3月、米テキサス州で開かれる予定で、川井さんは「四万十から(本大会に)行きたかった。県内外から参加してくれた皆さんの代表として頑張りたい」と意欲を燃やしている。(河本真澄)

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