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2022.11.27 08:40

キムが22アンダーで首位譲らず、岩崎が1打差で追走 ゴルフ・カシオワールドオープン第3日

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1打差の1、2位で最終日へ。ホールアウトし握手するC・キム=右=と岩崎亜久竜(黒潮CC=佐藤邦昭撮影)

1打差の1、2位で最終日へ。ホールアウトし握手するC・キム=右=と岩崎亜久竜(黒潮CC=佐藤邦昭撮影)

 3日目を終え、リーダーボードの1、2位に結局、変化がない。最終組で回ったC・キム、岩崎亜久竜が互いに刺激し合い、熾烈(しれつ)な優勝争いを繰り広げている。

 初日、キム8アンダーに対し、岩崎6アンダー。2日目、キムは14アンダー、岩崎は12アンダーに伸ばした。そして、この日、キムは8アンダーで通算22アンダー、岩崎はと言えば9アンダーの通算21アンダーで、いずれもノーボギーだから恐れ入る。後続がいくらスコアを伸ばしても上位2人がそれ以上に伸ばすため、なかなか差が詰まらない。

 岩崎は序盤こそ4連続パーと静かなスタート。しかし、9~12番までの4連続バーディーを含め、「ティーショットもいいし、セカンドがびたびたくっついた」とこの日の出来の良さを振り返る。

 初日からトップをキープする昨季の賞金王、キムと同じ組で回っていることも好調を後押しする。「キムさんがスコアをすごく伸ばしているので、自分もいい流れでプレーできている」と波長の良さを認めている。

 今週、大先輩の谷口徹プロから「がつがつ行くから終盤疲れるんや」とのアドバイスを受け、リラックスして連日プレーに臨んでいるという。24歳の新進気鋭は最終日も「同じ感じでやってみます」とツアー初優勝に気負いはない。

 一方、ツアー7勝の32歳、キムは「明日(最終日)も一緒にプレーできるのはうれしい。彼はいいプレーヤー。(自分も)いいラウンドになると思う」と自信をのぞかせる。

 過去、黒潮CCの大会最高スコアは21アンダー(黒潮CC以前は24アンダー)。3日目時点で岩崎は並び、キムは超えた。最終日、記録がどこまで伸びるかにも注目だ。(柳原聖司)

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