３年ぶり「謝肉祭」黒牛５頭分＋地鶏４５０キロ、１５００人でペロリ　高知県大川村の名物イベント

2022.11.04 08:40

３年ぶり「謝肉祭」黒牛５頭分＋地鶏４５０キロ、１５００人でペロリ　高知県大川村の名物イベント

高知新聞社

約１５００人が大川黒牛などの焼き肉を存分に味わった謝肉祭（大川村朝谷）

　高知県土佐郡大川村の名物イベント「謝肉祭」が３日、同村朝谷の山村広場で３年ぶりに開かれた。村人口約３６０人の４倍を超える約１５００人が来場。色づき始めた山の景色を楽しみながら、大川黒牛５頭分と土佐はちきん地鶏約４５０キロをたいらげた。

　謝肉祭は村青年団が１９８３年に始め、今年で３９回目。２０２０年と２１年は新型コロナウイルスの影響でオンラインでの開催とした。現地開催となった今年のチケットは、予約開始日の９月１日に完売した。

　会場には肉の焼ける音と香ばしい香りが広がり、県内外から訪れた人たちが日本酒を片手に舌鼓。初めて大川村を訪れた寺内あずささん（３１）＝大阪府＝は「大川黒牛はかむたびに肉の甘い脂があふれておいしい。山の紅葉もこんなに間近で見れて感動です」と満喫していた。

　バーベキューのほか、土佐はちきん地鶏のから揚げやもつ汁、田楽などを販売するブースもあり大にぎわい。スタッフたちは「並べる時間がないほど、作ったそばからどんどん売れていく」とうれしい悲鳴を上げていた。（谷沢丈流）

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