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2022.10.30 08:40

高知県香美市の新図書館「かみーる」11/3オープン 「つながるーむ」「おはなしのへや」などを整備

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新しくオープンする香美市立図書館。館内は開放感にあふれている(写真はいずれも香美市土佐山田町楠目)

新しくオープンする香美市立図書館。館内は開放感にあふれている(写真はいずれも香美市土佐山田町楠目)


 新しい香美市立図書館が11月3日、同市土佐山田町楠目に移転新築オープンする。愛称は「かみーる」。蔵書や閲覧席が増えるほか、講演会やイベントにも利用できる多目的室などを併設。市民により多くの知識や情報を提供するとともに、交流、発信拠点としても活用される。

最大100人を収容できる「つながるーむ」

最大100人を収容できる「つながるーむ」

 旧図書館(土佐山田町東本町2丁目)は、1967年築の郵便局舎を利用して98年に開館。市民に親しまれてきたが、雨漏りや駐車場の狭さなどが課題となっていた。2016年に新図書館整備に関する検討委員会が設けられ、市民アンケートも実施。18年に基本計画を策定し、21年5月に着工していた。

乳幼児向けの絵本をそろえた「おはなしのへや」

乳幼児向けの絵本をそろえた「おはなしのへや」

 新図書館は平屋で床面積約1600平方メートル。開架と書庫を合わせて旧図書館のほぼ倍に当たる約10万冊を所蔵可能で、オープン時には約7万冊をそろえる。閲覧席は約100席(個室を除く)。屋根や書架の一部に市産のスギやヒノキを使っており、館内は開放的で温かみのある雰囲気に包まれている。

 最大100人を収容できる多目的室「つながるーむ」のほか、乳幼児向けの絵本をそろえた「おはなしのへや」などを完備。活字を読むことが難しい人のために対面音訳録音室も備えた。

 「かみーる」は香美市の「かみ」と「見る」「知る」「伝える」「創(つく)る」「集まる」「つながる」を合わせた愛称で、図書館利用者が飛躍できるようにとの思いが込められているという。門脇真里館長(48)は「誰でも気軽に立ち寄れる図書館を目指した。生涯学習の拠点として、市のシンボル的な施設にしていきたい」と話している。(福井里実)

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