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2021.10.25 19:41

空飛ぶ円盤? 昨暁介良村に

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 (1947年7月29日掲載)

 去月(1947年6月)下旬から世界の話題をにぎわした“空飛ぶ円盤”らしいものの目撃者が本県にも現れた! 長岡郡介良村(現・高知市介良)長崎、農業の女性(45)で、以下は同女の語った目撃談から。

 時刻は28日午前4時前後で、便所から出たとたん同家(長崎部落)の真南約1キロ半、市三里吹井の山(高さ約50メートル)四方やや上空から約15度の傾斜で1個、流星のような速さでおそらく同山か、その南側の長岡郡十市村(現・南国市十市)か手前の吹井に落下したように見えた。

 流星と違っていたのは電灯のように薄黄色、同家から見たところでは茶わんの大きさぐらいの楕円形で流星よりはるかに大きく見えた。流星が15度ほどの角度でしかも地上まで到着するのは珍しいことなどである。

 目撃の時刻は農家もまだ起出でぬ早朝で同家付近には他に見たものはない模様であるが、十市村あるいは付近他部落では目撃者があるかもしれぬと付近の話題をにぎわしている。

※写真は女性の自宅から円盤の飛んだと言われる市三里吹井付近を望んだもの。記事は旧字体を新字体に直し、注釈を付けています。

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