2022.10.07 08:33
３年ぶり熱演切り取る、よさこい写真コンクール 高知市
踊り子の華やかな表情を楽しめる写真展（高知市の高知よさこい情報交流館）
今夏の「よさこい鳴子踊り特別演舞」の写真コンクール受賞作品展が６日、高知市はりまや町１丁目の高知よさこい情報交流館で始まった。３年ぶりの熱演を切り取った５０点を展示している。１１月８日まで。
市観光協会の主催で８回目。県内外の９１人から２３９点が寄せられた。応募数は１９年より約３００点少なくなったが、「『やっと踊れた』という熱のある表情が多い」（佐伯泰典館長）。
特選に輝いたのは、田中恒輝さん（２１）＝同市鴨部３丁目＝の「ともしび」。「目線が未来を向いており『来年こそ祭りを』という祈りや希望を感じる」と佐伯館長が話すように、踊り子の女性が、伸ばした手の先のライトをきりっと見つめる明暗のコントラストが美しい作品となっている。
ほかにも、額に汗をキラリと光らせた笑顔の踊り子や、大きなフラフを力いっぱい振り上げる男性ら、うれしさと躍動感あふれるカットがずらり。旅行で神奈川から訪れた女性は「どれも華やかで躍動感がすごい。マスクなしでよさこいを見られる日が早く来るといいですね」と話していた。入場無料。午前１０時～午後６時半で水曜休館。（浜田悠伽）
