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2022.10.01 08:44

牧野博士の絵本原画寄贈 東京の会社 高知県と植物園に

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県に寄贈されたアート絵本の原画。左端が佐々木香菜子さん、右端は池田健社長(県庁)

県に寄贈されたアート絵本の原画。左端が佐々木香菜子さん、右端は池田健社長(県庁)

 牧野富太郎博士の人生を描いたアート絵本「まきのまきのレター」の表紙に使われた原画2点が30日、高知県と県立牧野植物園に贈られた。

 絵本は、牧野博士にほれ込んだ東京の企画会社ENYSi(えにし)の池田健社長(43)が2019年に製作。イラストはアーティストの佐々木香菜子さん(39)=東京都=が手掛け、製本や印刷は県内企業が請け負っている。これまでに5千冊以上が売れたそうで、2人は「高知や牧野さんへのリスペクト」を込めて寄贈を決めた。

 絵本では植物採集や研究に没頭する博士や色とりどりの草花が、淡く優しいタッチで描かれている。佐々木さんは「植物への愛がこんなに熱く深い人がいるのかと感動した」。何度も高知に足を運んで描いたそうで「博士の優しさや情熱、高知の方々とのふれあいも詰め込んだ」という。

 この日、県庁での贈呈式で佐々木さんがアクリル絵の具と色鉛筆で描いた2点を浜田省司知事と川原信夫園長に手渡した。強いまなざしを見せる博士の横顔の絵は県庁玄関ロビーに、植物に囲まれほほ笑む博士の絵は県立牧野植物園(高知市五台山)に飾られる。(浜田悠伽)

高知のニュース 美術・アート 寄付・寄贈・ボランティア 牧野富太郎

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