2022.09.21 08:40
ジョン万デニム、再販へ 衣料店企画、資料館でも販売 ボタン、バックル変更
再販売されるジョン万デニムをPRする土佐清水市観光協会の職員(同市養老のジョン万次郎資料館)
ジーンズは19世紀、米国の金鉱労働者がはいた作業用ズボンがルーツ。万次郎は米カリフォルニアで金採掘に従事し、日本にデニム生地やミシンを持ち帰ったとされる。
市は2018年、同資料館のリニューアルに合わせてジョン万デニムを企画。東京・原宿の古着店「ベルベルジン」のディレクター、藤原裕さん(44)=高岡郡越知町出身=が監修、古着の復刻を手掛けるブランド「ウエアハウス」がジーンズを製作した。また20年には第2弾のジージャンも販売。芸能人が着用するなど反響は大きかったという。
今回は販売に携わってきた衣料品店「ジーンズファクトリー」が創業40周年を記念し、藤原さんや同市観光協会などに再販売を呼び掛けた。再販にあたってジージャンのバックルを19世紀に実在したタイプに変更。ジーンズのボタンに万次郎の生誕年「1827」を新たに刻むなど細部を改良したという。
ジーンズは税込み3万9600円、ジージャンは4万4千円で各320着限定。同資料館やジーンズファクトリーの一部店舗で購入予約できるほか、同市のふるさと納税の返礼品にも登場する。発送は来年2月ごろの予定。
高知市南久保のジーンズファクトリー卸団地本店では23日午前10時と午後1時10分、藤原さんと来店者の交流イベントも行う。問い合わせは同店(088・861・5100)へ。(小笠原舞香)