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2022.08.13 08:34

「JA土佐くろしお」広報誌に漫画32年連載 作者の元職員、高橋さんに感謝状 

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300回記念特集の広報誌を手にする「協ちゃんⅡ」の作者、高橋保章さん(津野町の自宅)

300回記念特集の広報誌を手にする「協ちゃんⅡ」の作者、高橋保章さん(津野町の自宅)

 JA土佐くろしお(本所=須崎市多ノ郷甲)が毎月発行する広報誌「くろしお通信」に連載中の4こま漫画「協ちゃんⅡ」が、最新の8月号で掲載300回を迎えた。作者は元職員の高橋保章さん(68)=高岡郡津野町姫野々。足かけ32年の長期連載で、同JAは高橋さんに感謝状を贈った。

 夫と幼い息子がいるポニーテールの女性「協ちゃん」を主人公とした、アットホームな作品。高橋さんによると「深く考えずクスリと笑える」をコンセプトに1~2日で仕上げているという。実在するJA職員とみられるキャラクターも多数登場し、管内に話題を提供している。

 元々絵が得意だった高橋さん。旧JA葉山職員時代、堅苦しい内容が多い広報誌を読んでもらえるきっかけにと担当者に執筆を打診され、1990年の「農協だよりはやま」1月号で4こま漫画「協ちゃん」の連載がスタートした。

 97年に合併して発足したJA土佐くろしおでも、「協ちゃんⅡ」として広報誌への掲載を継続。退職した2014年以降も描き続け、「協ちゃん」時代を含めると掲載は400回近くになる。

「協ちゃんⅡ」に改まって1回目の作品(1997年7月号)。1こま目のキャラクターは当時の組合長らにそっくり

「協ちゃんⅡ」に改まって1回目の作品(1997年7月号)。1こま目のキャラクターは当時の組合長らにそっくり

 「Ⅱ」が300回を迎えた8月号では記念特集が組まれ、高橋さんのインタビューや過去の作品を掲載。9日、広報を担当した経験もある矢野俊二代表理事組合長(63)から感謝状を受け取った高橋さんは「面白かったと言われることがモチベーション。ネタを提供してくれる人もたくさんいるので、まだまだ描き続けたい」と意欲を新たにしていた。(富尾和方)

高知のニュース 須崎市 まんが 農業

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