2022.08.09 08:35
【動画】四万十川でみこし洗い 不破八幡宮 神様結婚式前に 四万十市
しっかりと男みこしを洗う四万十会のメンバー(四万十市の四万十川)
9月に四万十市の不破八幡宮で営まれる「神様の結婚式」を前に、同市不破の四万十川で7日、みこし洗いが行われた。川で洗うのは3年ぶりで、担ぎ手の住民は肩まで漬かりながら男みこしを清めた。
神様の結婚式は、対岸にある一宮神社(初崎)の女みこしと八幡宮の男みこしをぶつけて結婚させる伝統行事。新型コロナウイルスの影響で、みこし洗いは一昨年が中止、昨年も境内で水を浴びせるにとどめていた。
この日は、不破地区の30~50代でつくる四万十会のメンバー7人がみこしを担いで四万十川へ。みこしに勢いよく水を掛けた後、横向きに回したり、立ててから倒したり。みこしを流しながら約500メートル下り、しっかりと全体を清めた。
同会の岡本愛樹会長(46)は「本当は担ぎ手が16人ほどほしいところ。伝統を残すためにもできて良かった」とほっとした表情だった。
神様の結婚式などの神事がある秋季例大祭は9月17、18日に執り行われる。(河本真澄)