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2022.08.09 08:29

いの町汚職 元職員有罪「収賄2年 悪質」 高知地裁判決

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 公共工事の資材価格などが書かれた「単価表」を巡る高知県吾川郡いの町の汚職事件で、収賄罪に問われた町本川総合支所産業建設課元課長補佐、石川晃被告(48)=依願退職=に対し高知地裁(前田早織裁判官)は8日、懲役1年、執行猶予3年、追徴金10万1456円(求刑懲役1年、追徴金10万1456円)の判決を言い渡した。

 判決によると、石川被告は2018年11月、19年12月、21年1月の3回にわたり、単価表データを高知市の測量業者=贈賄罪で罰金30万円の略式命令=に提供した謝礼として、業者から計10万1456円相当のカタログギフトを受け取った。

 単価表は公共工事の価格を積算する根拠となり、県は最新の単価表を市町村にデータ形式で提供。一般向けにも公開されているが、東京の調査組織の情報を基に算出した項目は著作権保護のため1年間非公表とされる。

 判決で前田裁判官は「収賄額は高額といえないものの、約2年にわたり繰り返し収受しており悪質」と指摘。その上で、反省していることなどを考慮し、猶予刑が相当とした。

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