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2022.08.05 08:40

扉開くと冬だった 早明浦ダム―涼を求めて(4)

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鍾乳洞のような早明浦ダム内部の監査廊(土佐町田井)

鍾乳洞のような早明浦ダム内部の監査廊(土佐町田井)

 エレベーターの扉が開くと冬であった―。

 土佐郡土佐町と長岡郡本山町にまたがる早明浦ダムの中。高さ106メートルのえん堤の上は夏なのに、一気に100メートル下に潜ると鳥肌の立つ冷気に満ちていた。

 監査廊と呼ばれる点検用の通路を歩いた。薄暗い壁がしっとりと結露し、足音がたわわんと反響する。

 ダム深部の気温は、高知市の1~2月の最高気温と同じ12~14度。年間を通じ一定という。水資源機構の池田総合管理所「早明浦ダム・高知分水管理所」の冨行穂(いくほ)所長は「ダムの片側は常に水と接し、冷やされている状態ですから」と教えてくれた。

 内部見学は現在、ダムの改築事業と新型コロナ禍のため見合わせているが、コロナ禍以前は年間4千~5千人が訪れる人気ぶり。特に夏場に訪れる人が多かったという。

 鍾乳洞のような異空間を堪能し、地上に出ると、再びむわっとした夏。カメラのレンズが白く曇った。(森本敦士)

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