2022.08.04 08:35
学校資料の保存、高知県内広がる 地域にも公開「歴史の空白を埋める」
大津小の資料搬出作業。書類や立体地図、レコードプレーヤーなど約4千点が運び出された(2020年6月、土佐清水市大津)
過疎により休校・廃校になった小中学校の遺物を「学校資料」として保存、活用する動きが県内市町村で広がってきた。「高知県の学校資料を考える会」などと協力し、土佐清水市を皮切りに、室戸市や幡多郡大月町で資料を公的に残す態勢が整いつつある。農村や漁村が衰退する中、資料は地域を見詰める子どもたちの生き生きとした息づかいを伝える。
中川内小中に残されていた資料。昭和からの記念写真のアルバムやトロフィーが並ぶ(室戸市羽根町甲)