2022.07.23 08:15
85歳双子姉妹が作品集 人生を見つめた随筆や俳句 南国市の山岸さん・高知市の鍋島さん
2005年に上梓(じょうし)した随筆集「ふたりしずか」は、同い年のいとことして別々の家で育った2人が長じてから「実は姉妹だった」と知る、驚きの歴史を描いた。複雑な思いを抱えて2人はグラスを合わせた。「乾杯! 時間差姉妹」―。
今回はその続編。前作の発刊は68歳のときで「もし、ふたりが85歳まで生きられたら“続”を作ろう」と約束していた。虚弱児だった2人が今ある幸運を思い、連絡を取り合いながら、1年がかりで完成させた。過去の俳句や随筆に新たな書き下ろしを合わせ、全190ページにまとめた。
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