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2022.07.05 08:43

大岐の浜でウミガメ産卵 21年より1カ月半遅く 高知県土佐清水市

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大岐の浜で今季、初めて確認されたウミガメの卵(土佐清水市大岐)

大岐の浜で今季、初めて確認されたウミガメの卵(土佐清水市大岐)

 アカウミガメの産卵地として知られる土佐清水市の大岐の浜で3日、今季初の産卵を地元の保護メンバーらが確認した。昨年より1カ月半遅く、メンバーは「心配していたのでほっとした」と喜んでいる。

 30年ほど見回りを続けている高知県ウミガメ保護スタッフの岡田幸生さん(73)=同市下ノ加江=が午前5時ごろ、砂浜にカメが歩いた跡を発見。波打ち際から約50メートルの砂の中に直径約4センチの卵111個があるのを確認し、埋め戻した。

 保護スタッフの溝渕幸三さん(75)=四万十市不破=や住民も駆け付け、産卵場所の周辺に注意を呼び掛ける看板を立てた。約2カ月後にふ化するという。

 溝渕さんによると、県西部では幡多郡黒潮町で5月21日に産卵が初確認されている。大岐の浜での産卵は昨年8回確認したが、減少傾向にあるという。溝渕さんは「今年は砂の量も多い。同じ個体が何度も産みに来るかもしれない」と期待を込めていた。(小笠原舞香)

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