2022.06.28 08:40
「竜とそばかすの姫」聖地、風景印に 越知町の鎌井田簡易郵便局 浅尾沈下橋デザイン
浅尾沈下橋をデザインした風景印(越知町の同橋)
風景印は絵入りの消印で、郵便局ごとに作ることができる。日本郵便四国支社によると、県内には現在約150種あるという。
同郵便局は昨年、併設する商店で映画グッズなどを販売し、全国から観光客が訪れた。その際「竜そばの切手はないか?」などと聞かれることもあったため、局長の佐野友子さん(53)は「何か記念になるものを」と風景印を作ることにした。
風景印は直径約3・5センチの円形で、沈下橋の先に鎌井田集落を望む構図。郵便を依頼するときに申し出るか、63円以上の切手を貼った台紙などへの記念押印もできる。押印は20日に始まったが、日本郵便のサイトで知った全国の収集家らから事前に300件以上の依頼が郵送で届いたという。
佐野さんは「郵送でも押印できるが、ぜひ実際の景色を見にここまで足を運んでもらいたい」と話している。問い合わせは同郵便局(0889・27・2129)へ。(楠瀬健太)