2022.06.26 08:38
仲良し!?クラゲとアジ 一緒に捕まり足摺海洋館へ仲間入り 高知県土佐清水市
足摺海洋館「SATOUMI」に仲間入りしたムラサキクラゲの一種。クロヒラアジが寄り添って泳ぐ姿がほほ笑ましい(写真はいずれも土佐清水市三崎)
主にインド洋など熱帯の海に生息し、太平洋でも時々見られるクラゲ。鮮やかな紫色のかさが特徴で、体長10~20センチほど。ムラサキクラゲに似ているが、かさの縁の模様などが異なる。種がはっきり分かっておらず、水族館での展示例も少ないという。
かさの中に隠れてしまうことも
22日、同市窪津沖の定置網にクロヒラアジの幼魚と一緒に入り、引き取った同館が24日に一般展示を始めた。
アジは外敵から身を守るためか、毒を持ったクラゲの横を離れず、かさの中に体をすっぽり隠すことも。新野大館長(65)は「見た目がきれいなクラゲと、けなげに寄り添うアジ。かわいらしい姿を見てほしい」と話している。(小笠原舞香)