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2022.06.27 05:00

イドバタ第14回 物価高こう乗り切る

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 テーマを設定して皆さんに投稿してもらう企画「イドバタ」。時にゆる~く、時に真面目に、その時々に高知のみんなぁが思っていることをつぶやく場です。

 今回のテーマは、「物価高こう乗り切る」

 ガソリンにお菓子、野菜…。生活に必要なあらゆる物の値上がりが止まりません。やりくり上手な人のユニークな節約術や、涙ぐましい努力をしている苦労など、さまざまなエピソードが寄せられました。


「工夫して楽しくストレス解消」「究極の節約とSDGs」

■私も夫も医療機関勤務なので、コロナ感染拡大以降、外食や旅行、飲み会などは制限されているので、そういう面ではお金を使わなくなりました。長い制限のある生活の中で、楽しみと言えば「食」。それもこの物価高で奪われつつあります。我が家の対策としては、日曜日に夫婦で作る「作り置きお惣菜」。野菜を中心に数種類作ってストックしておきます。この作り置きお惣菜を駆使して、日々のお弁当は冷凍食品を一切使わず、平日の買い物も出来るだけ減らすことで、節約できています。週末のお惣菜作りは、ちょっとした楽しみになりました。(四万十市、50歳女性)

 節約生活の中で新しく楽しみを見いだす、これぞ究極のサバイバルスキル!

■高齢者2人なので、食費はそんなにかかりませんが、スーパーの食品売り場を見ると1割高くなった気がします。月曜日が特売日なので、肉、魚、果物をまとめ買い。調味料も買います。これは在庫1本分まで。安くても買いだめはしません。野菜は近所からのお裾分けに助かっています。プランターでもトマト、ネギ、シソ、カボチャなど植えています。光熱費の電気は小まめに消す。ドライヤー、扇風機、洗濯機をコンセントから抜く。待機電力がばかになりません。食器類は太陽に当て乾かす。幸いに家が奥まっているので清潔。太陽熱を利用しない手はありません。掃除はほうきを使う。その他にも工夫して生活していますが、考えることが楽しくストレス解消にもなり、家も片付いて一石二鳥です。(高知市、75歳女性)

 人生の先輩のコツコツ、地道な日々の努力には頭が下がります。世界に発信された「モッタイナイ精神」、さらに広めていきたいですね。

■節約の王道は何と言っても「家庭菜園」。わが家は実家の母の家庭菜園から次々ともらえるので大助かり。私も今秋から本格参入するつもり。電力も自給自足できたらいいのに。ソーラーパネルをつけても電気を電力会社へ売ったり、何かとめんどい。取れたての電気をコードで下ろして自分の家で使えたら究極の節約とSDGsになること請け合い! 社会が変わると思うけどなぁ。(南国市、60歳女性)

 社会が変わって家計も助かる。そんな循環が早く実現しますように。

■物価高になり、スーパーへ行く回数が減った。冷蔵庫、冷凍庫の備蓄が減ってきたら、値引品をお目当てに行く。冷凍できる肉、魚類はとにかく買い漁る。入ってくる収入は増えず、出ていく支出ばかり増える。バランスシートに利益剰余金を積んでいける日は来るのか。資産倍増計画に乗るしかないのか。ぼーっと生きていたら、私の老後は貧しいものになっていくだろう。(高知市、38歳女性会社員)

 「働けど働けど…」。石川啄木の歌が浮かびました。一人一人の努力が報われる世の中であってほしいものです。


■洗剤などの日用品やコーヒー、のりなどの常温で長期保存ができる食品は新聞の折込広告を見てまとめ買いをしています。今年になってからドレッシングが広告に出ていたのですが、いつもより50円ほど高かったので、他の店舗の安い時に買おうかと思って買わないでいました。そうしたら、ストックがゼロに。そこで特売品が値上げされていることに気が付きました。前は特売品がすごく安かったのに、今は小売価格と特売品の差がそんなにないような感じがしています。これまで特売品を買うためお店をハシゴしていたけど、ガソリン代もかかるので、ポイントアップデーにまとめ買いや、ポイントが失効しないよう半年に1回はポイント使用するようにしています。(高知市、46歳女性)

 特売品の価格の変化に気付くと、値上げがさらに迫っている感じがしてしまいますね。

■よく行くドラッグストアでは、10、20日などに5%オフの日が設定されているほか、LINE登録をしていると、時々5%オフの日の通知が届きます。急ぎ必要でないものは、そういう、ちょっとお得な日にまとめ買いして、本当にわずかですが、それでも支出負担を少なくするようにしております。(佐川町、42歳女性)

 私は○%オフと言われると、ついいらないものまで買ってしまって、結局無駄遣いをしてしまう癖が抜けません。まずはその癖から直さなければ…。

「招き猫」「新しい出会い」

■自分は兼業主婦で料理を作ることは少ないけど、作ったときは大量に作って、鍋だったら3日ぐらい、カレーだったら5日ぐらい続くようにしてる。野菜はスーパーより道の駅や産直市場のほうが断然安いので、料理を作るのが分かっているときは、道の駅や産直市場で買うようにしてる。あとは、3年ぐらい前に生きた招き猫(保護猫)2匹がやってきたので、常に「いつまでも一緒に居たかったら、私たちを幸せにして」と2匹に言い続けてる。 (神戸市、55歳女性、会社員)

 何だかご利益のありそうな招き猫。仲良く一緒に暮らしていることがもうご利益なのでしょうね。

■100均で商品5点と千円札をレジカウンターに置きました。妙な空気感と静寂にふと顔をあげると、レジの示す金額は1540円。「えっ?」「なぜ?」の顔付きの私、それらは220円3点と330円、550円の5点の商品でした。110円の商品はほとんどないという近頃の100均と、100均とは1点税込110円と信じこんでいた私との、「新しい出会い」です。(須崎市、66歳女性)
 
 時代とともに変わりゆく100円均一。お値段とともに便利で使いやすいグッズも増えた気がします。

■もともと安いものしか買えない生活していたのだから物価高は乗り切れません。給料が上がらない限りは。(高知市、40代女性)

 確かに、収入が上がればと思います。今政治に期待することの中で、多くの人が抱く最も切実な願いだと思います。

■普段から特に無駄遣いはしていないつもり…だったので、この物価高を乗り切る術も思いつかず「えーい、ままよ!」と過ごしていました。が、11月にフラメンコ発表会を控え、衣装が入らん(汗)のでやせなくてはならない。スーパーでもお菓子コーナーは見ず、果物コーナーも素通りして、何とか衣装のファスナーが上がるようになりました。ただ、ファスナー上げたら息ができない。あと少しです。結果的にお菓子だ、フルーツだとけっこうものを買っていたことに気づきました。そうです、私、「セミの脱皮」で掲載して頂いたおばちゃんです。(高知市、61歳女性、自営業)

 「2022年 トライしたいこと」でやせることを誓っておられました。相変わらず努力されていますね。「セミの脱皮」の例えはもう頭にこびりついて離れません。もう一息、頑張ってください。

■娘が中学生の頃、25年近く前の話です。活発な娘でよく2人で喫茶店に行くこともありました。できる限り娘の希望はかなえる甘い父親でした。ある時、私からすれば「分不相応、ぜいたく」と思う要望があり、思わず「ぜいたくを言うな」と叱りました。娘の反応は意外なもので「お父さん、ぜいたくって何?」でした。真剣に聞かれて答えようがなく、言葉に詰まりました。今でも忘れられない出来事です。(高知市、70歳男性、会社員)

 子どもさんの質問は、ときに核心を突くもの。ぜいたくってなんだろう…、答えは簡単には見つからなさそうです。



 「イドバタ」は、正解を求めるものではありません。お気軽に、その時の気持ちを投稿してください。寄せられたご意見は随時紹介します。紙面は毎月1回程度の掲載となります。


■これまでの「イドバタ」

第13回「新しい出会い、ありましたか?」
第12回「平和って難しい?」
第11回「サクラサケ!受験生」

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