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2022.06.12 08:43

30回記念踊りを振り付け ダンサー田村さん・国友さん〈高知 よさこい 2022〉

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30年を記念して作った総踊りを披露する国友裕一郎さん(札幌市の大通パレード会場)

30年を記念して作った総踊りを披露する国友裕一郎さん(札幌市の大通パレード会場)

 ♪「よっちょれよ」「どっこいしょ」「土佐と蝦夷が舞う祭りだ」―。高知と北海道の祭り関係者が、YOSAKOIソーラン祭り30年を祝う総踊り曲「バンザイ!! NARUKO CARNIVAL」を作った。振り付けには高知のダンサー2人が関わった。よさこいとソーランの掛け声が、ステージに交互に響いた。

 ソーラン祭りは、1991年によさこい祭りを見た北海道大学の学生が感激し、周囲を巻き込んで翌年に始めた。第1回では、故国友須賀さんが手掛けた「セントラルグループ踊り子隊」が応援出場し、エネルギッシュなダンスで観客を圧倒。祭りの急速な発展を後押しした歴史がある。

 総踊り曲は、第1回から参加し「ミスターよさこいソーラン」と呼ばれる宮本毅さん=札幌市=が、「30年の節目にルーツを見直そう」と企画。須賀さんに師事した田村千賀さん(58)と、須賀さんの長男の国友裕一郎さん(44)に振り付けを依頼した。

 編曲や演奏も、同じく第1回から携わる7人が手掛け、記念チームを立ち上げて約100人で踊った。

 この日は、田村さんと国友さんもチームに参加。地方車でマイクを握り、踊り子を盛り上げた田村さんは「鳴子を鳴らすみんなの顔を見ると、ああ、これが原点だったなって。感無量です」。

 国友さんも会場でキレキレの踊りを披露。「当時の皆さんの心意気のおかげで今があると改めて感じた。久しぶりに祭りで踊れて最高」と満面の笑みだった。

 宮本さんは「お互いの祭りがこれからも永遠に続くように、との願いを込めた。僕たちは、鳴子一つで一緒になれる。高知には本当に感謝しています」と話していた。(竹内悠理菜)

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