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2022.06.12 08:37

札幌のよさこいソーランに本場・高知の熱気 「とらっく」登場〈高知 よさこい 2022〉

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鳴子踊りを披露する「とらっくよさこい」の踊り子たち(札幌市中央区の道庁旧本庁舎前)

鳴子踊りを披露する「とらっくよさこい」の踊り子たち(札幌市中央区の道庁旧本庁舎前)


 札幌市で開催中の「第31回YOSAKOIソーラン祭り」に11日、高知から駆け付けたチームと振付師が登場した。新型コロナウイルス下で中止になった昨年の30回記念大会の祝いも兼ね、道産子と一緒にあちこちで踊りやパレードを披露。ともに鳴子を打ち鳴らし、よさこいの絆を確かめた。

 参加チームは、2019年のよさこい祭りで大賞に輝いた「とらっくよさこい」。総勢48人が初夏の札幌に乗り込み、4会場で高知の熱気を届けた。

 昨年も記念大会に向け、ソーラン祭りの実行委員会から高知県に「本場の踊りを披露してほしい」との依頼が届いたが、コロナ下で中止に。1年越しの派遣が今回実現した。

 この日午前、観光名所の赤れんが庁舎(道庁旧本庁舎)前の広場に、派手な衣装をまとった36人の踊り子が姿を見せた。あおり役がマイクで「土佐の高知から参りましたー!」と叫び、朗々とよさこい節を歌い上げてPR。突然の大雨に「北の大地の洗礼やー」と嘆いていた踊り子も、演舞では「よいさっ、ほいさ」と元気な掛け声とそろった鳴子の音を響かせ、周囲に晴れやかな笑顔が広がった。

 その後、チームは大通公園近くのビジネス街のパレード会場へ。公道の約100メートル区間を進むと、観客は地方車の上で大きな扇子を振る姿に興味津々で、一緒に両手を揺らして盛り上がっていた。

 友達家族と見ていた地元の小学5年、豊田建君(10)は「『どっこいしょー』じゃなくて『よっちょれ』って言うのが面白い」。ウインドブレーカーを羽織った女性(67)は「昔、セントラルの踊りを見たことがある。このチームも振りがそろっていて美しい」と拍手を送っていた。

 踊り子の小谷美幸さん(30)=高知市=は「北海道でも踊るとあっつい」と汗をぬぐいつつ、「温かく迎えてくれてうれしかった。早く追手筋でも踊りたくなった」と、高知の夏に期待していた。

 よさこいソーランは12日に閉幕する。(浜田悠伽)

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