2022.06.06 08:35
「また聴きたい」演奏を バイオリニスト 徳弘悟司さん(25)高知市―ただ今修業中
次の舞台に向けて「心躍らせて練習してます」と話す徳弘悟司さん(高知市北本町3丁目)
2年前まで、どこか漠然と思い描いていた演奏家としての将来。新型コロナウイルスの試練で「本当にこの道を進んでいくのか考えさせられました」。
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“出合い”は6歳。スタジオジブリ映画「耳をすませば」を見てバイオリンを弾く少年に憧れ、「僕も弾きたい」と1カ月親にせがみ続けた。
高知市のバイオリニスト、川村陽華(はるか)さんに学び始め、香川県のジュニアオーケストラにも所属。コンクールで結果が出ず悩んだ時もあったが、県内外の有名奏者に師事して腕を磨いた。
丸の内高校音楽科から東京の桐朋学園大学音楽学部に進み、在学中からコンサートや結婚式で弾く仕事をするように。「また君の演奏を聴きたい」と声を掛けられた時はうれしかった。
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