2024年 04月26日(金)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2022.06.06 08:33

地域おこし〝仕掛け人〟100人集い、将来を議論 高知県馬路村で全国交流会

SHARE

各地の参加者が地域おこしへの思いを発表した全国まちづくり交流会(馬路村の村集会センターうまなび)

各地の参加者が地域おこしへの思いを発表した全国まちづくり交流会(馬路村の村集会センターうまなび)

 地域おこしの仕掛け人らが一堂に会する「第18回全国まちづくり交流会」が5日までの3日間、安芸郡馬路村で開かれた。北海道や北陸、九州などから約100人が集まり、地域の将来について議論を交わした。

 同村での開催は2007年以来で、村産業振興協議会(東谷望史代表)が主催した。4日に村集会センターうまなびで開かれた講演会では、3月まで馬路村農協組合長を務めた東谷さん(70)が「ユズの村」として全国に知られるようになった歩みを「高い品質と馬路らしいイメージを前面に出し、40年間ぶれずにやってきた成果だ」と述べた。

 また各地の地域づくりの事例を紹介する雑誌「かがり火」の発行人を長く務めた菅原歓一さん(78)=東京都=は「地方の無名の人の思いを代弁してきた。日本人の持っている力はすごい」と参加者を勇気づけた。

 安芸市畑山で特産地鶏「土佐ジロー」を生産販売する「はたやま夢楽(むら)」の小松圭子社長(39)も登壇し、「村があるから町がある。町があるから村がある。田舎をさげすむような視線は気にしないことだ」と訴えた。

 夜は村農協施設の駐車場で、田舎ずしや山芋鍋、カツオのたたきなどをさかなに交流会。参加者は酒を酌み交わしながら、地域おこしへの思いを熱く語り合っていた。(植村慎一郎)

高知のニュース 馬路村 催事・イベント 地域おこし

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月