クジラ死骸漂着　砂浜に埋める　室戸市

2022.05.28 08:40

クジラ死骸漂着　砂浜に埋める　室戸市

高知新聞社

砂浜にえい航されたザトウクジラの死骸（室戸市浮津）

　室戸市の港にこのほど、体長約７・５メートルのザトウクジラの死骸が漂着し、県安芸土木事務所などは２７日、死骸をえい航して同市内の砂浜に埋めた。

　同事務所などによると、２３日午後２時半ごろ、市内の漁師が同市室津の室津港から約１～２キロ沖でクジラを目撃したと連絡。職員が同日午後６時ごろ、同港堤防の外海側にクジラの死骸が漂着して浮いているのを確認した。

　同事務所は高知市の建設会社、轟組に依頼し、２７日正午に撤去作業を開始。潜水士２人が同社の作業船とクジラをロープで結んで室戸市浮津の砂浜へ約１・５キロえい航し、地元住民の了解を得て、砂浜に掘った深さ約５メートルの穴に死骸を埋めた。

　同事務所などによると、漂着による航行や漁業への影響は確認されていない。（板垣篤志）

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