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2022.05.27 08:37

コロナを「5類」に緩和は妥当? インフル並み、高知県内でも議論

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浜田知事、岡﨑高知市長、感染者の聞き取り作業に追われる高知市保健所のコラージュ(松本康裕作成)

浜田知事、岡﨑高知市長、感染者の聞き取り作業に追われる高知市保健所のコラージュ(松本康裕作成)

 政府がマスク着用基準を緩和するなど「ウィズコロナ」の流れが強まる中、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを季節性インフルエンザ並みに引き下げるかどうかの議論が起きている。

 同法は感染症の危険度を五つに分類。新型コロナは現在、結核などと同等の「2類相当」とされ、行政による入院勧告や外出自粛要請のほか、医療費を全額公費負担する根拠になってきた。

 しかし、今年に入って従来株より感染力が強い半面、重症化率の低いオミクロン株が主流に。2類相当のままでは社会経済活動が制限され、保健所業務の逼迫(ひっぱく)につながっているとの考えから、季節性インフルエンザと同じ「5類」への引き下げ検討を求める声が上がっている。

 高知県の浜田省司知事も今月12日の記者会見で、医療費の公費負担継続などを条件に「方向性としては5類にするべきだ」と述べ、緩和の必要性に言及した。一方で、高知市の岡﨑誠也市長は「5類にいきなり落とすのは危険ではないか」と懸念を示している。

 5類に引き下げるとコロナ対応はどう変わるのか。緩和は妥当なのか。識者の見解も踏まえて考えた。(大山泰志)

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