2022.05.27 08:40
山の暴れん坊をおいしく…高知県佐川町にジビエ店 イノシシ肉ソーセージなど販売 6/10オープン
ジビエ専門店を経営する市原英明さん、梓さん夫妻(写真はいずれも佐川町本郷耕)
高岡郡佐川町で捕ったイノシシを中心に解体し、加工品を販売するジビエ専門店「さかわのお山のわるさん房」が6月、同町本郷耕にオープンする。店舗開設を前に、昨年からソーセージなどをオンラインで販売。畑を荒らす「わるさんぼ」(悪い子)を魅力ある商品に変え、おいしさを発信していく。
イノシシ肉をミンチに加工する英明さん
2023年春には同町に道の駅が開業予定で、販路も確保できると夫妻は一念発起。狩猟仲間から土地を借り昨年6月、尾川小中学校の西約1・5キロに食肉処理場兼販売店舗を建設した。
英明さんが佐川町内や県外で捕獲したイノシシを自ら解体し、丁寧に血抜き処理などを行う。ハーブ風味やピリ辛のソーセージのほか、切り落とし肉やミンチ、シカ肉、オリジナルの焼き肉のたれなども扱う。
同10月にはオンラインサイトで販売を開始。越知町のスノーピークかわの駅おちや観光物産館おち駅などにも商品を置き、既にリピーターがついているという。
店舗販売は6月10日からで、週2日ほど営業。県内各地での出張販売も計画している。イノシシ肉のホットドッグやコロッケなども開発中といい、2人は「臭みは全くなく、一度食べたらやみつきになる。ジビエが苦手な人も、だまされたと思って食べてみて」とPRしている。
商品情報や営業時間などは、わるさん房のインスタグラム(@warusan_bou)で。(楠瀬健太)