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2022.05.25 08:41

高知県日高オムライス街道50万食 ラリー開始8年、人気定着 6月から第9弾 新聞表紙「クッキングパパ」

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オムライス街道の販売50万食突破を喜ぶ参加店の店主ら(日高村役場)

オムライス街道の販売50万食突破を喜ぶ参加店の店主ら(日高村役場)


 高知県高岡郡日高村で毎年開催される食べ歩きスタンプラリー「オムライス街道」の販売食数が、開始8年で通算50万食を突破した。村特産のシュガートマトを活用した人気企画で、今やすっかり「オムライスの村」「トマトの村」のイメージが定着した。参加する飲食店主らは、6月から始まる第9弾に向けて、ますます張り切っている。

 ラリーは1年弱の期間中、参加店舗でオムライスかナポリタンを食べてスタンプを集めると、村内で使える割引などの特典が受けられる。

 発案者は「オムライスが大好物」な戸梶真幸村長。「食は人を集められる。村に何かないか」と考え、国道33号沿いにオムライスを提供する店が多いと思い至り、シュガートマトのピューレなどを使ったオムライスの食べ歩きを企画した。

 2014年4月に6店舗でスタート。14年度約3万8千食、15年度約6万9千食と順調に伸ばし、17年度に最高の約8万9千食を記録した。新型コロナウイルス禍の20年度、21年度も5万食を下回ることはなく、今年3月末時点でオムライスとナポリタンを合わせた累計販売数は約52万2千食に上った。

 村も街道を積極的に発信。キャラクター「トマトの神様」やPRソングの映像、「オムライス街道新聞」を制作し、オムライスをテーマとした絵本コンクールも開催した。参加店舗も次々に新メニューを開発し、多くのファンを引き付けた。

50万食突破を記念した「オムライス街道新聞」

50万食突破を記念した「オムライス街道新聞」

 50万食突破を受け、4月に発行した「―街道新聞」(タブロイド判16ページ)では、これまでの歩みなどを一挙に紹介。表紙には、以前に街道を取り上げた人気漫画「クッキングパパ」の作者、うえやまとちさんの描き下ろしイラストを載せた。

 本年度の第9弾は6月12日、8店舗でスタートする。初回から参加する「マンマ亭」(同村下分)の藤原義任さん(56)は「こんなにブームが続くとは思わんかった。全国からお客さんが来てくれて本当に感謝」。戸梶村長は「50万食突破は、それだけの人がオムライスを食べて笑顔になったということ。まずは10周年に向け、この物語を続けたい」と声を弾ませた。(楠瀬健太)

6月から始まるオムライス街道第9弾の参加店

6月から始まるオムライス街道第9弾の参加店

来月12日イベント
 オムライス街道第9弾のキックオフイベントが6月12日午前10時~午後3時、日高村本郷の物販施設「村の駅ひだか」南側の駐車場で開かれる。応援ソングの演奏や、村のキャラクター「もへいくん」などのグッズ販売、トマトジュースの試飲などがある。オムライスカラー(赤か黄色)を取り入れた服装で訪れた人には、グッズのプレゼントも。雨天時は19日に延期。問い合わせは村産業環境課(0889・24・4647)へ。

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