2022.05.25 08:40
高知県日高村「能津ばぁば」手料理好評 集活センター食堂立て直し
集落活動センター「ミライエ」のレストランを運営する「のうづばぁば会」のメンバーら(日高村本村)
ミライエは、昨年4月に全面オープン。一般社団法人「能津未来」の運営で、特産品販売や体験観光などの事業を本格化した。ただ、新型コロナの影響で利用は低迷気味。レストランでは当初、スタッフがうどんなどの軽食や弁当を販売していたが、採算面を考慮して11月からはコーヒーなどのテイクアウトのみに縮小していた。
この状況に「せっかくいい施設があるのにもったいない」と女性たちが奮起。60~70代が中心の10人でばぁば会を立ち上げ、今年4月下旬、ランチ営業に乗り出した。
能津地区の野菜や米を使った日替わり定食(600円)をはじめ、から揚げやショウガ焼きの定食、オムカレー、お子さまランチなど、以前より多彩なメニューを提供。弁当の注文も受け付け、団体ツアー客が訪れる際には田舎ずしなども作っている。
テラス席で仁淀川の景色を楽しみながら食べることもでき、評判は口コミで拡大。「近くに店ができてうれしい」「地元の食材がたくさん食べられるし、リーズナブル」などの声が寄せられている。同会の畠山みどり会長(58)は「ばあちゃんたちが全部手作りで頑張ってやりゆうき、一度食べに来て」と呼び掛けている。
営業は水―日曜の午前11時半~午後2時(不定休あり)。問い合わせはミライエ(0889・39・1857)へ。(楠瀬健太)