2022.05.21 08:35
四万十川の柴漬け漁にウナギ次々 四万十市、熟練の技光る
四万十川下流域で伝統の柴漬け漁を行う山崎隼志さん(右)=写真はいずれも四万十市の四万十川
四万十川の天然ウナギが次々に揚がった
19日には山崎さんら3人が河口から数キロの下流域で実施。水や泥を含んで「体感で50キロ」という重い柴を引き揚げ、網の上で揺さぶると、天然ウナギが勢いよく身をくねらせて躍り出た。
約10カ所の柴を引き揚げ、長さ60センチを筆頭に大小約20匹を取った漁師らは「上等!」と会心の笑みだった。
柴漬け漁歴12年で、新人漁師に手ほどきしている山崎さんは「山の柴刈りから始まる柴漬け漁は重労働だが、魚が取れたら楽しいし、やりがいもある。漁をする人が増えれば四万十川も活気づく」と話していた。(芝野祐輔)