2022.05.17 08:35
ヤマセミ、りりしく羽ばたく 高知県西部
まだら模様と冠羽が美しいヤマセミ(写真はいずれも高知県西部)
「渓流の貴公子」と称され、白黒のまだら模様が美しいヤマセミが、高知県西部の山中で元気に飛び回っている。とさかのような冠羽(かんう)を揺らし、りりしく羽ばたいた。
身近な水辺にもいる青い背のカワセミに対し、ヤマセミは山中の渓流沿いに生息する。年間を通じて見られるものの、警戒心が強いとされる。
くねくねと山道を上った先、初夏の深緑に囲まれた小さな川のほとり。迷彩柄のテントに潜み、じっと息を殺して待つ。
つがいとみられる2羽。深緑にモノクロの体が映えた
現地に案内してくれた写真愛好家の男性(37)は「これだけ近くで見られるのは珍しい」と声を弾ませていた。(新妻亮太)